
今回は『あるあるで学ぶ右肩上がりのWebマーケティング』を読みました。
「Webマーケティングって何? 普通のマーケティングと何が違うの?」というのが気になって手に取った本です。
しかし、Webマーケティングは結構薄めでした。
Webマーケティングというよりは、企業のWeb担当者の仕事や、Web制作の現場の雰囲気を知るための本です。
読みやすくて良かったのですが、タイトルと内容にズレがあるように感じられたので、辛口評価です。
目次:
基本情報
タイトル | あるあるで学ぶ右肩上がりのWebマーケティング |
個人評価 | ★3 / 10 |
著者 | 山道 正明 |
目次
一言感想 / こんな人にオススメ!
一言感想
右肩上がりの要素はないけど、Web担当者の仕事の雰囲気はわかる。
こんな人にオススメ!
- Web担当者になったけど、何をしたらいいかわからない人。
- Webって何となくきになるけど、何なのかよくわからない人
オススメなところ!
「あるある形式」なので読みやすい
とっつきにくいWebの世界。
それが「あるある形式で読みやすくまとめている」ので、初心者でも読みやすい本です。イラストも豊富でいい感じです。
一例として「サイトの引き継ぎ資料がない。前任者に聞いても「記憶にない」」なんてものがあります。
ちょっとでもWebを知っている人なら「あるある」ってなっちゃいそうですね。
初心者向けに言葉を選んで書かれていて読みやすい
こういった実用書は、専門用語が並んで読みづらくなりがちです。
しかしこの本では、きちんと初心者向けに言葉を選んで書かれているため、専門用語でつまづくこともありません。
イラスト豊富で、平易な文章で書かれているので、万人にオススメできます。
ザンネンなところ……
Webマーケティングについて深く書かれてはいない
既に書きましたが、タイトルと内容にズレがあるように感じられました。
『右肩上がりのWebマーケティング』と題打っていますが、あまり何かが右肩上がりになるような要素はなかったです。
何の右肩が上がるんでしょうね?
Webマーケティングの知識というよりは、Web制作やWeb担当者について書かれた本です。
「全く経験ないのにWeb関係の業務を任された!」って人に適した本ですね。
まとめ
- Webマーケティングについてはあまり学べない
- 売上向上につながる情報はない。誰の何の右肩が上がる本なのか?
- 初心者向けに書かれていて、イラスト豊富で誰でも読める
- 企業のWeb担当者になったけど、全く経験がなくて困った! という人にオススメ
ちょっと辛口評価になってしまいましたが。
「Webマーケティング」ということを忘れて、なんとなくWeb業界について知るために読む分には、優れた本だと思います。