『ホンモノの文章力』型を知りそつのない文章力を身につける – 本の感想・評価

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みなさーん、ホンモノの文章力、ほしいですか?

 

僕は欲しいです。喉から手が出るほど欲しいです。

欲しすぎて、本当に喉から指先くらいはいま出てきています。

 

ということで、ホンモノの文章力が手に入るという本を読みました。

レビューします。

基本情報

タイトル ホンモノの文章力―自分を売り込む技術
個人評価 4 / 10
著者 樋口 裕一

一言感想 / こんな人にオススメ!

一言感想

予備校の先生が書いたテクニック本だった

こんな人にオススメ!

  • 文章を書き始めるとすぐに手が止まる人
  • 小論文の書き方を身に付けたい人

この本から得られる情報

主に以下のことを知ることができます。

  • 小論文、レポート、投書の型
  • 自己推薦書、志望理由書の型
  • 作文、エッセイの型
  • 手紙、eメールの書き方

オススメなところ!

実践的な文章作成のテクニックがわかる

「はじめに」で著者の基本的な姿勢が語られています。

本書で、私がめざすのは、徹底的に実践的で戦略的な文章術だ。ここでは、「ホンモノ」の力をつけることは、とりあえずめざさない。テクニックとして、手軽に高い評価を得られる文章をめざす。そして、楽しんで邪道のテクニックを身につけているうちに、ホンモノの文章力がついている、そんな学習法をめざす。

著者は予備校で小論文を教えています。

そのため、徹底的に実践的な文章術にこだわっています。

 

この手の本って、感情論であることや、それっぽいことが書いてあるだけで実用性のないものが多いです。

実践的である分、良心的な本であると思います。

いろいろな文章の型を学べる

実践的とはどういうことかというと、

「今日から誰でも真似できる」ということです。

 

本書では色々な文章のパターンを網羅し、それぞれの文章の型を書いています。

例えば、小論文の場合。

  • 問題提起
  • 意見提示
  • 展開(根拠)
  • 結論

という流れを守れば、誰でもそれなりの文章を作れます。

小論文と作文の違いがわかる

意外とわからない小論文と作文の違いが、きちんと書かれています。
  • 作文 => 感受性をアピールし、文体に工夫を凝らし、読む物の心を惹きつける文章。
  • 小論文 => 何かを論じる小文。論理的、客観的に分析し、裏づけを行う。小論文というのは、作文と違って、ある問題に対してイエスかノーかを答えるもの。

なんとなく、違いをイメージできますね。

就職活動にも役に立つ。自己PR文・志望動機書の書き方

本書は就職活動にも活かせます。

「自己推薦書・志望理由書」という堅い書き方をされていますが、

要するに自己PR文、志望動機書のことです。

 

主に以下のようなことが示されています。

  • まず大学や企業の求めている人材を知ること。
  • 相手の求めるものと自分の重なり合う部分を探す。
  • 自己PRと志望動機を紐づける。自己PRで自分の長所を書き、志望動機で、その長所をいかして何をしたいか書く。
その他、最も有益な内容として、それぞれの文章の型もしっかりと書かれています。

ザンネンなところ……

ホンモノの力は身につかない、テクニック書だった

ホンモノの文章力を知りたいと思って手に取った本書でしたが。

冒頭で著者が「ここでは、「ホンモノ」の力をつけることは、とりあえずめざさない」って言っちゃってますからね。

 

いやいや、そこは目指してくださいよっ!

とりあえずタイトルを変えてください。

感想

WEBライティングは小論文か小説か

WEBライティングは小論文なのか、作文なのか、考えました。

答えは「WEBライティングは小論文と作文の中間である」というものです。

 

どっちつかず! 結論を出すことから逃げてるだけだ! と言われるかもしれませんが。

そうはいっても、中間なものは、中間なものなのだから、しょうがないじゃないか!

 

WEBライティングは、論理的で、読み手に対して何らかの価値を持つ必要がある。そこに個性をのせて、読み手の心を惹きつけなければならない。

 

あーあ、そんな文章力がほしいなぁ。

誰か、ホンモノの文章力を、僕にください。

 

おしまい。

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