『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』ブログでお金を稼ぐための心得 – 本の感想・評価

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基本情報

タイトル  ブログ飯 個性を収入に変える生き方
個人評価 5
著者  染谷 昌利

一言感想 / こんな人にオススメ!

一言感想

継続は力なり。楽して稼ぐ道はない。

こんな人にオススメ!

  • ブログを始めたいけど、何を書いていいかわからない人
  • ブログを書いているけど、お金にならなくて困っている人
  • 具体的なノウハウではなく、基本的な心得を知りたい人

どんな本か

「飯が食えるブログとは何か、をシンプルに定義」

ブログをやっている人で、「ブログだけで食べていきたい」「趣味がお小遣い稼ぎになったらいいな」と考えている人は多いと思います。

ちなみに僕は後者です。サーバー代とドメイン代くらいでいいから稼ぎたい……。

 

この本ではまず、「飯が食えるブログ」を「たくさんのファンを、継続的に得ることができるブログ」であると定義しています

 

当たり前のことじゃん! と思うけど。

継続的に、ってのが肝ですね。

 

素人のまぐれ当たりや、一時的な爆発や炎上はあるかもしれません。

ただし、継続的に書くこと、継続的に読んでもらうこと、というのは至難の技です。

小手先だけうまくやっても継続性は無いんですね。

この本では「読んでもらうためにどうするか」と「継続するためにどうするか」、言葉を変えながら何度も説明しています。

何を書くか、何のために書くか

ブログを運営するにあたって最も重要なことは

・何を書くか

・何のために書くか

であると書かれています。

テーマと目的ですね。

何を書くか、では、自分が興味を持てるものを書くことをすすめています。

自分が楽しんで書かないと、読む人を楽しませることはできません。

何のために書くか、は、継続性を得るために必要です。

誰がいつ読んでいるのかわからない文章を、何となく書き続けられる人はいません。モチベーションがもちません。

何のために書くか、を整理することで指針を手にすることができます。

何を書けばいいかわからなくなった時、モチベーションが下がった時、目的がしっかりしていれば持ち直すことができます。 

誰のために書くか

何を、何のために、に続き「誰のために」も重視されています。

マーケティングに近いですね。不特定多数に書くのではなく、とにかく、想定される読者のイメージを具体化する。

そうすることで文章の「軸」が生まれるんですね。そうやって練り上げられたユーザーモデルをペルソナと言います。

ブログのターゲットを「興味はあるけど何も知らない人」と書いてあったのには、なるほど、と思わされました。

まさにネットで検索してくる人って、こういう人ですよね。

「努力の人」がブログでお金を稼ぐようになるまで

著者の染谷さんは努力の人だな、と感じました。

決して楽して稼いでいるわけではありません。

ブログで飯を食えるようになるまで、トライ&エラーで少しづつコツを掴み、成功につなげています。

 

その取り組みの中での「心得」を書いたのが本書です。具体的な指南書ではありません。

既にブログをはじめていて、短期的にアクセス数をアップさせたり収益化させたりする方法を探している人にとっては、不向きな本です。

 

読まれるブログを書くために当たり前のことを、いま一度確認し、自分に落とし込むための本です。

書かれているのは全て当たり前のこと。だからこそ実践が難しい。

 目新しいことはあまりありませんし、明日から使えるテクニックがあるわけでもありません。
本書に書かれているのは、心がけるべき当たり前のことばかりです。ただ、当たり前のことって、実践が難しいんですよね。 
「なんだ、そんなの当たり前じゃん」と思った瞬間、人はそれを不要は情報と判断して無視してしまいます。

そうしてわかった気になって、自分の中にきちんと落とし込みができないものです。

意識だけしても、身にはつかないですし。当たり前のことをいかに習慣化できるか、が重要だと思います。

感想

自分のためではなく誰かのために書く

自分だけのために書いた文章って、誰にも読んでもらえません。

有名人ならともかく。縁もゆかりも興味も無い人の文章なんて、誰も読みたく無いものです。

自分にとって有益であると感じられるから、人は文章を読みます。

まぁ、備忘録的にブログをやっている人にとっては、この限りではありませんが。

当たり前のことをどう習慣化するか

「1日1記事」というのは、習慣ではなく、目標です。

「自宅で夕飯を食べた後に1記事書く」とか、「会社に行く一時間前にブログのネタを仕入れるため読書」とか、具体的な行動にまで落とし込むのが大事です。

めんどくさくて、なかなかできないけどネー。

 

当たり前のことを、当たり前にできるようになりたい。本書を読んでそう思わされました。

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