神無月に神様は出雲大社になぜ集まるのか? 祀られている神様は誰か? 出雲大社のみどころは?

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どうも、umeです。

神無月(かんなづき)って誰でも一度は聞いた事があると思いますが、その由来って意外とわからないですよね?

 

なんとなく「神がいない月なんだなー」くらいのイメージはできますが。

少し詳しい人なら「神様がみんな出雲に行っちゃうんでしょ?」くらいのことはご存知かもしれません。

ただ、なぜ神が出雲に集まるのかまで知っている人は少ないのではないでしょうか?

 

ワケもなく神様にいなくなられるのもなんだか釈然としないので。

神無月とはなんなのか調べて見ました。

記事の後半では、神無月と深いかかわりのある島根県の出雲大社についても紹介しています。

神無月とは何か?

神無月と神在月とは?

神無月とは、旧暦の10月を指します。全国の八百万(やおよろず)の神が出雲の国に集まる月です。

他の土地では神様がいなくなってしまうので、神無月と言います。

 

逆に、神様が集まる島根県の出雲では、神在月と呼びます。

八百万の神が集まるわけですから、もう神だらけ。神フィーバーです。ご利益ハンパなさそう。

神無月(神在月)の時期は?

旧暦の10月11日から17日までの7日間が神在月です。

2017年の場合は「2017年11月27日」から「2017年12月4日」までが神在月になります。

 

神が集まる出雲の神社にとっては、もう一大イベントです。

神在月の期間中には、「神迎祭(かみむかえさい)、神在祭(かみありさい)、神等去出祭(からさでさい)」など多くの祭りがあります。

要するに「 神様いらしゃい祭り」「神様みんなあつまったから大騒ぎしようぜ祭り」「神様さようなら祭り」ってことです。

 

神在月の間に出雲大社で行われる主なお祭りは以下の通り。

  • 2017年11月27日(月)19時-   神迎神事(稲佐の浜)、神迎祭(神楽殿)
  • 2017年11月28日(火)09時-  神在祭(御本殿)
  • 2017年11月28日(火)11時-   龍蛇神講大祭(神楽殿)
  • 2017年12月02日(土)10時-  神在祭、縁結大祭1日目(御本殿)
  • 2017年12月04日(月)10時-  神在祭、縁結大祭2日目(御本殿)
  • 2017年12月04日(月)16時-  神等去出祭(仮拝殿)

毎年、公式ホームページでも発表されているようです。

 

この時期、出雲大社には多くの人が訪れて混み合います。

しかし、年に一度の神フィーバーチャンスですので、タイミングが合えばぜひ足を運んでみてください。

なぜ神無月に神様は出雲大社に集まるのか?

出雲大社では大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られています。

大国主命は、他の神々を率いて、この国を守っています。

神々の世界を治める神がいるため、毎年旧暦の10月になると、全国から八百万の神々が出雲に集まり、人々の縁組みについて相談するようになった言われています。

 

神様の年に一度の超巨大井戸端会議、とでも覚えておけばOKです。

平安時代の頃から、このような話が既に広まっていたようです。

出雲大社に祀られている神様は誰か?

出雲大社に祀られているのは大国主命(おおくにぬしのみこと)です。

神界ではめっちゃ有名人です。

偉い神様なんだけど、もう、とんでもないプレイボーイです。うらやまけしからん!

大国主命(おおくにぬしのみこと)ってどんな神様なのか?

大国主命は、神中の神である素盞嗚尊(すさのおのみこと)の子孫です。

つまり、神界のエリート一家に生まれた男です。

イケメンです。イケメンでエリートです。男の敵です。

 

とはいえ、家系だけではなかなか周りからも認められることはできません。

大国主命は自分の力で、少しづつ自分の地位を徐々に高めていきます。

 

そうしてようやく大国主命が国づくりを成し遂げた頃に、彼は先祖である天照大神(あまてらすおおみかみ)に「その国ちょうだい」と言われてしまいます。

子孫の成果を奪う神なんて、なんてひどい神だ!

 

でもいいやつである大国主命は、素直に国を譲って、そのかわりにもらった出雲大社に住むことになります。

そして大国主命は出雲の地で、他の神々を治め、この国をいまでも守り続けているのです。

 

これだけ知ると、大国主命は非の打ち所がない立派な人物に見えます。

ただ、彼には少なくとも6人以上の妻がいて(正式な数は不明)、それ以上にもっと深い仲の女性が沢山います。

女性の敵だ! うらやまけしからん!

出雲大社はなぜ縁結びのご利益で有名なのか?

これまで何度か話しましたが、出雲大社には旧暦10月に神々が集まってきます。

偉い人が沢山いるので、大事な事をたくさん決める会になります。

次の年の天気や、作物について、決めていくわけです。

その中でもメインテーマとなるのが「縁結び」なのです。

人の縁も神様の話し合いによって結ばれていくものなんですね。

 

人の縁というのは男女の縁に限ったものではないのですが。

「なんとしても今年に結婚を!」「美人な彼女ほしーーーーー!!!」ってのは、いつの世でも共通の願いなわけで。

出雲大社は縁結びの聖地となったわけです。

出雲大社の見どころはどこか?

そばが美味い

出雲大社の近くには多くの出雲そばのお店があります。

絶品ですので、訪れた際はぜひ食べてください。

 

駅前で食べるチェーン店のそばとはレベルが違います。

というか、いつも食べてるのは「そばっぽい何か」だったのだと気付かされます。

うさぎだらけで可愛い

大国主命が関係する有名な神話で「因幡のシロウサギ」というものがあります。

「傷ついて泣いていたうさぎを、イケメンの大国主命が優しく助けてあげるお話」です。

そのため、いたるところにうさぎ関係の像などがあります。

かわいいは正義。

これが因幡のシロウサギ。

ででんっ!

あれ、こっちの大国主命はあんまりイケメンじゃない……。

うさぎうさぎうさぎうさぎ。

今夜はうさ鍋じゃーっ!!!

石の注意書きなんて初めて見た。お金あまっているのかしら?

境内は緑豊かで気持ちいい

神殿はそんなに大きくはないんですが。のどかでいいところです。

癒しは正義。

神だらけでお得感満載

大国主命いがいにも、多くの神様が祀られています。

神話好きにはたまらない場所です。

日本人なら一度は訪れておいて損はないところです。

神無月について学んで、ついでに出雲大社のことが気になったなら、ぜひ足を運んでみてください。

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