
えー、ばかうけ画像は、本気でふざけたコラボレーションのようです。ツタヤにもこのパッケージで置いてありました。
本当はこっち。なんか美術館にあるよくわからないアート作品っぽい物体。
現代はARRIVAL。メッセージという方がしっくりくるようなお話です。
目次:
映画の基本情報
一言感想 / こんな人にオススメ!
一言感想
人は言葉をもとに考え、言葉をもとに物事を捉えているのだっっ! 言語ってすげー!
こんな人にオススメ!
- 哲学的なことが好きな人
- しんみりとした考えさせられるような映画が好きな人
映画のあらすじ
ばかうけに似た、巨大な物体が、突如として世界中に説明する。
そこに乗っている宇宙人ぽいやつらが、何かを伝えようとしてくるのだけれど、言葉がわからないしどうしたもんか。
まぁ、知らない言語を持つ国の人と話すのと、同じ感じで行けばなんとかなるでしょう。とポジティブに少しずつ打ち解けていくが。
ちょっとしたすれ違いから険悪なムードに。仲良くしたいのに。なんでこーなるのっ!
そして、彼らが伝えるメッセージの本当の意味を知った時、人類は…….。
映画の予告動画
オススメなところ!
未知の存在に近づく緊迫感
冒頭は静かな始まり。その後も、ゆったりと物語は展開される。
UFOのような未知の物体が世界中に出現したという大事件なのに、意外と冷静な方々。
テレビを通して、世界中のパニックぶりは伝わってくるのだけれど。
なぜか登場人物の周りは比較的に冷静な方々ばかり。
しかし、次第に、緊迫感は強まっていく。
彼らが伝えたいことは何なんだろう? 主人公の言語学者ルイーズ達と同じ目線で、観客も一緒に考えさせされる。
ひとつひとつ、未知の生命体である彼らのメッセージを読み解いていく過程は、快感を伴って見られる。
派手な展開は無いのに、なぜだか緊張してしまう。その緊張が心地よかった。
多くを考えさせられる。言葉とは、人生とは、時間とは。
特に「言語」に対する捉え方はおもしろかったです。
人は「言語」の影響を大きく受けていきています。思考の軸となるのが言葉です。言葉にないものは、思考するのも、表現するのも、難しい。
無意識レベルのものを、意識できるよう次元にまで落とし込んで形にしたものが、言語です。
「悲しい」と一言で言っても。ひとりひとり、その時その時で、悲しさは違うはずです。でも言葉にすると「悲しい」の一言。
もちろん装飾は色々できるけれど、限界がある。
人は自分の感情を「できるだけ近い言葉を選んで表現しているにすぎない」のです。感情をそのまま伝えることはできません。
また、「物事の捉え方、世界の見え方」も、言語に支配されます。
時系や目的の捉え方が、言語によって異なるからです。
さて、未知の生命体が、未知の言語で伝えてくる、彼らのメッセージとは……。
ひとりの内面を描く
SFに分類される映画ですが。飛行船同士の戦いもないですし、壮大な宇宙の旅もありません。
描かれるのは、ただひたすらに、一人の人間の内面です。
世界では何も起きていなくても。自身の内面が変わるというのは、その人にとっては世界が全て変わるのと同義です。
ただスケールの大きな話ではなく、「ひとり」を描いているからこそ、観客は「自分ならどうするだろう」と違和感なく考えたりする楽しみ方ができます。
ザンネンなところ……
わかりやすい盛り上がりどころはあまりない
この映画の良いところと表裏一体になるのですが。あまり盛り上がりはないです。
激しいシーンを期待して観ると、眠くなってしまうかもしれません。
頭を使わなくても何となく理解できて、何となく楽しめるのですが。頭を使わないと、本当にこの映画を楽しむのは、難しいでしょう。
そこがいいところでもあるんだけど。観ていて疲れたので評価低め……。すごく元気な時に見ると、評価も変わるかもしれません。
この先どーなっちゃうの!? と気になる。
メッセージを受け取ったことによって、世界は大きく様変わりすることになるのですが。
そこはあまり描かれません。変化が描かれたのは、あくまでも、ひとりの人間について。
もう少し広い視点で、世界がどうなっていくのか、そこに焦点を当てた話も観てみたいなー、と思わされました。
小ネタ
ジェレミー・レナーがいい感じにただのオッサン
アベンジャーズのホークアイ役で有名ですね。ジェレミーレナー。黒い弓で撃ちまくっている人。そのせいか、すごく武闘派なイメージ。
本作では、ただの理系のおっさんです。
ただ、前から思ってたんですが、武闘派のわりになぜか顔に締りはないんだよね。
ゆるーいおっさん役が結構あっていました。
他の作品を見てもそんな役をやっていたりするのかな?