
目次:
映画の基本情報
映画タイトル | X-MEN:ファイナル・ディシジョン |
個人評価 | ★5 |
監督 | ブレット・ラトナー |
主要キャスト |
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一言感想 / こんな人にオススメ!
一言感想 | 大作の集大成っぽさだけはあった |
こんな人にオススメ! |
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映画のあらすじ
特異能力を得たミュータントが出現し始めた世界。
互いを滅ぼそうとするミュータントと人類と、その共存を目指す勢力とが、入り乱れて大暴れ。
最強のミュータントが誕生したり、特異能力を消す薬が生み出されたりで、さらにしっちゃかめっちゃかなお話。
映画の予告動画
オススメなところ!
マイノリティとしてのミュータントの葛藤
圧倒的な力を持ってしまったマイノリティは、社会からすると脅威でしかない。
自分の個性に戸惑いながら、それぞれ社会との関わり方を見出そうとするミュータントたちの心理や行動は、見ていて面白いです。
自分の力に溺れて暴力に走ったり、個性を押し殺して大衆に迎合したり、自分に誇りを持って堂々と生きようとしたり。
アメコミ原作のSFでありながら、物語に深みを感じられるのは、この点にあるのではないかと思います。
シリーズのファンが楽しめるシーンがちりばめられている
悪役であるマグニートーと、ヒーローの親玉的存在のプロフェッサーの、お互いへの経緯が端々から感じられます。
ビーストが自身の手を見て浮かべた表情の意味は、他シリーズも鑑賞しているファンだけが理解できるでしょう。
ザンネンなところ……
集大成っぽさはあるが、やりすぎて失敗している
主要キャラが死んだり、ガシガシとテンポよくストーリーは進んでいくのですが。
一つ一つの展開が雑で、感情移入できません。
シリーズの他作品である、X-men ファーストジェネレーションなどと比べると、どうしても粗が目立ちます。
その他おもったこと
印象的なキャスト・シーン
ローガンが相変わらずムキムキでよい
ローガン役のヒュー・ジャックマンの肉体美は見所の一つですね。
枯れたオッサン二人が相変わらずいい雰囲気
シリーズの主役はもはやローガンではなく、マグニートーとプロフェッサーであると言っても過言ではないでしょう。
二人の関係性の変遷がシリーズ最大の見所だと思っています。
お互いに素直になれないおっさん二人。思春期か、って。カワイイ。
小ネタ
それぞれの作品の監督って、誰なのか
作品の面白さにばらつきがあるので、それぞれの監督を調べて見ました。
ちまみに、他にどんな作品があるのか、どんな繋がりがあるのかは、 X-MEN映画を観る順番。全16作品を時系列と公開順でまとめ【公開予定作品も随時更新】 によくまとまっていて分かりやすいです。
作品名 | 監督 | 他の代表作 |
『X-メン』(2000年) | ブライアン・シンガー | ジャックと天空の巨人
スーパーマン リターンズ |
『X-MEN2』(2003年) | ブライアン・シンガー | -(前述) |
『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年) | ブレット・ラトナー | レッド・ドラゴン
ヘラクレス |
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年) | ギャヴィン・フッド | エンダーのゲーム |
『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年) | マシュー・ヴォーン | キック・アス |
『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年) | ジェームズ・マンゴールド | 17歳のカルテ |
『X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014年) | ブライアン・シンガー | -(前述) |
『デッドプール』(2016年) | ティム・ミラー | -(長編監督デビュー作) |
『X-MEN: アポカリプス』 (2016年) | ブライアン・シンガー | -(前述) |
『LOGAN/ローガン(ウルヴァリン3)』(2017年) | ジェームズ・マンゴールド | -(前述) |
ブライアン・シンガーが監督の時は、安定して面白いと思います。
SAMURAIは評価が分かれるかもしれませんが。
マシュー・ヴォーンも注目ですね。ファーストジェネレーション、めちゃめちゃおもしろかったですし。キック・アスも評価が高いですよね。
シリーズもののファンになると、新作が発表されるたびに、喜びより先に「監督は!? キャストは!?」って不安の方がぎりますよね。