『X-MEN:フューチャー&パスト』オールスター勢揃いの幕の内弁当 – 映画の感想・評価

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映画の基本情報

映画タイトル X-MEN:フューチャー&パスト
個人評価 8
監督 ブライアン・シンガー
主要キャスト

一言感想 / こんな人にオススメ!

一言感想 過去と未来と、一粒で二度おいしい映画だった
こんな人にオススメ!
  • X-MEN史上最高のバトルを見たい
  • タイムトラベル物が好き

映画のあらすじ

特異能力を持つミュータントを滅ぼすために、人類が最強の兵器「センチネル」を作った。

ミュータントやその協力者が、絶滅寸前まで追い詰められ、世界は世紀末を迎える。

生き残ったわずかなミュータントたちは、「これ、過去に戻って、このヤベー世界なかったことにしちゃえばいいんじゃね?」と考え、

タイムトリップしていろいろとがんばるのであった。

映画の予告動画

オススメなところ!

超能力バトルが迫力満点

センチネルがかっこいい。そしてめちゃめちゃ強い。

それに対抗するミュータントも強くなっているものだから、その対決はまさに迫力満点。

ただ単に爆発が大きいとか、そんなんじゃなくて、それぞれの能力を活かした描写がいい感じです。

過去と未来のキャラクターが勢揃い。まさにオールスター。

若き日と晩年の、

チャールズ・エグゼビア(若:ジェームズ・マカボイ、晩:パトリック・スチュワー)

エリック・レーンシャー(若:マイケル・ファスベンダー、晩:イアン・マッケラン)

一つの映画で楽しめるのが最大の魅力です。

ザンネンなところ……

今を無かったことにする、ことに対しての葛藤が一切ない

ざっくりいうと過去に「タイムトリップして未来を変えちゃおう」って話なんだけど。

過去を変えると今の世界はなくなる。当然、それまでの出来事や記憶は全部なかったことになってしまう。

タイムトリップものだと、「パラレルワードができて云々」とか、「いやいや全部なくなったことになって」とか、よく議論されているやつです。

ただし、作中で「過去を改変して今を無かったこと」に対する議論や疑問はほとんど見られません。

今がなくなるって、それ死ぬのと大差ないんじゃないの? と思ってずっと観てました。

タイムトリップで時系列がわかりづらい

この作品単体で見るとそこまで複雑ではないんですが。

他作品も含めた時系列や、「何が残って何が無かったことになろうとしているのか」がわかりづらいです。

まぁ、センチネルかっこいいし、チャールズとエリックはイケメンだし、細かいことはどうでもいいです。

その他おもったこと

小ネタ

過去を変える=『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』を無かったことにする

さらに過去である『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』はそのまま残りますし、

『X-MEN』と『X-MEN2』も、多少の揺らぎはあれど、それなりに工夫して大きな流れは変わらないようになっているのですが。

過去が変われば『X-MEN:ファイナル・ディジション』はほとんど無かったことになります。

個人的に、ファイナル・ディシジョンはシリーズの中では駄作だと思っているんですが、「それを無かったことにしようとしてない?」って意図を感じました。

原作はどうなっているんだろう……。

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