スマートホームやスマート家電という言葉を耳にする機会が増えてきましたよね。
照明やエアコンを声で操作したり、外出先から鍵の施錠を確認したり、冷蔵庫が食材を管理してくれたり——未来のものに思えたSFのような暮らしが、今では現実のものになっています。
こうした暮らしを支えているのが、数多くのスマート家電(IoT家電)メーカーです。
ただ一口に「スマートホーム」と言っても、メーカーごとに得意分野や特徴は大きく異なります。AIスピーカーを強みにする企業もあれば、センサーやプラグといった細やかなデバイスで暮らしを便利にする企業もあります。
さらに、伝統的な大手家電メーカーがIoT技術を取り入れて参入するケースも増えており、選択肢はどんどん広がっています。
この記事では、スマートホーム・スマート家電を提供している主要メーカーを46社まとめてご紹介します。

どのメーカーがどんな分野に強みを持ち、どんな人におすすめなのかをわかりやすく解説しますので、初めてスマートホームを取り入れる方から、すでに導入してさらに拡張したい方まで参考になる内容です
スマート家電(iot家電)メーカーとは


スマートホームとは
照明のオンオフやエアコンの温度設定といった日常的な操作を自動化できるだけでなく、外出先から家の状態を確認したり、防犯対策を強化したりと、多くのメリットがあります。




スマートホーム デバイスメーカーとは
代表的なものとしては、AmazonやGoogleといったグローバル企業から、SwitchBotやNatureといった国内外の専業メーカーまで幅広く存在します。
それぞれが得意分野を持ち、たとえば
「音声アシスタントに強いメーカー」
「センサーやハブに特化したメーカー」
「スマートホームに関連した製品を多数提供する専業メーカー」
などに分かれています。
スマート家電(iot家電)メーカーとは
スマート家電メーカーはスマートホームメーカーの一種で、「従来から家電を提供してきた家電メーカーが、IoT対応した家電を提供し始めた」ケースが多くなっています。
IoTとはInternet of Thingsの略で、あらゆるモノが主にインターネット経由で繋がることを意味します。
冷蔵庫や洗濯機といった大型家電から、電気ケトルやコーヒーメーカーのような小型家電まで、さまざまな分野に広がっています。
スマート家電メーカーを選ぶ際には、単に「便利そう」というだけでなく、自分の暮らしに合った製品をどの企業が提供しているかを理解することが重要です。
スマートホーム・家電(iot家電)メーカー総まとめ



スマートホームの中心となるデバイスや家電を提供するメーカーを、カテゴリごとに整理しました
※「Google / Google(Nest Cam)」「Apple / Apple(AirTag)」のように、一企業の中で全く異なる特徴を持つメーカーのみ、一部重複記載しています。
スマートスピーカー / AI・音声アシスタント


スマートホームの入口として欠かせないのが「スマートスピーカー」は、スマートホームハブや音声アシスタントを兼ねていることが多いです。
音声で家電を操作したり、音楽やニュースを楽しんだりできるため、最初に導入する人が多い分野です。


Amazon
Echo DotやEcho Showなど、スピーカー型からディスプレイ付きまで幅広く展開しており、対応する家電やサービスの数が圧倒的に多いのが強みです。
特にAlexaスキルを利用すれば、国内外の数多くのスマートデバイスと連携できるため、初めてのスマートホーム導入におすすめです。
さらにAmazon独自のサービス(音楽配信、買い物、Prime Videoなど)との相性も良く、日常生活全体を便利に変えてくれる存在といえるでしょう。
最大の魅力は、Google検索やGoogleカレンダー、YouTubeなどとの連携がスムーズな点です。
音声認識精度が高く、複雑な質問にも答えられるため、「調べ物や予定管理を音声で完結させたい」という人には最適です。
また、AndroidスマホやChromecastとの連携も強く、Googleサービスを日常的に使っている家庭なら相性抜群の選択肢です。
Apple
iPhoneやiPad、Macとの親和性が高く、「Apple Home」アプリを中心にシームレスな体験が得られます。
また、セキュリティやプライバシー保護に強いのもAppleの大きな魅力。
Appleユーザーにとっては安心して導入できるスマートホーム基盤であり、Matter対応も進んでいるため、今後さらに多様なデバイスと連携できるようになることが期待されています。
Samsung(サムスン)
スマートスピーカー「Galaxy Home Mini」をはじめ、スマートフォンや自社のテレビ、冷蔵庫、洗濯機などとの連携に強みを持っています。
家全体を一つのシステムで管理できるのが特徴で、海外ではすでに多くの家庭で導入が進んでいます。
スマートホーム・スマート家電メーカーとしての日本国内での認知度はまだ高くないものの、グローバル市場ではトップクラスの影響力を持つ企業です。
総合スマートホーム・スマート家電
総合スマートホームメーカーは、センサーやカーテン、自動化デバイスから、スマート家電まで幅広い製品を提供し、家全体のスマート化をサポートしてくれる存在です。
単一の製品ではなく「シリーズ全体でスマートホームを作れる」点が特徴で、これからスマートホームを本格的に導入したい人に人気があります。



まだここにあてはまる企業は少ないですが、今後スマートホームの普及に伴って増えてくるでしょう
SwitchBot(スイッチボット)
特に有名なのは、物理的にスイッチを押す「SwitchBot Bot」。既存のスイッチに取り付けることで、古い照明や家電でもスマート化できる画期的な製品です。
さらにラインナップは広がっており、カーテンの開閉を自動化する「SwitchBotカーテン」、温湿度計やスマートリモコン、見守りカメラ、ハブデバイスなども展開しています。
独自アプリによる操作だけでなく、Amazon AlexaやGoogleアシスタント、Apple Siriといった主要な音声アシスタントにも対応しているため、拡張性が高いのも魅力です。
「すべてを一気にスマート化するのは大変…」という人でも、SwitchBotのようなモジュール型デバイスを少しずつ追加していけば、自然と家全体がスマートホーム化していくのが大きなメリットです。
価格も比較的手頃で導入しやすいため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるメーカーといえるでしょう。
ハブ・プラグ


ハブやスマートプラグを提供するメーカーは、従来の家電をそのままスマートホーム化する「つなぎ役」として欠かせない存在です。
赤外線リモコンをまとめて操作できるハブや、コンセントに差し込むだけで家電をスマート化できるプラグは、スマートホームの基盤を整えるために重要な役割を果たします。
Nature Inc.(ネイチャー)
このデバイスは赤外線リモコンを学習し、テレビやエアコン、照明などをスマホや音声で操作できるようにします。
特に日本の家電環境に最適化されているのが強みで、多くのユーザーから支持を集めています。
シンプルなデザインと使いやすいアプリも特徴で、スマートホーム初心者にとって導入のハードルが低い点が魅力です。
リンクジャパン
赤外線リモコンをまとめるだけでなく、専用アプリ「HomeLink」を通じて、エアコンの電気代を見える化したり、外出先から家電を操作できるのが特徴です。
さらにMatter対応も進んでおり、今後はより幅広いスマートデバイスと連携できる可能性があります。
RATOC(ラトック)
スマートホーム分野では「RS-WFIREX」シリーズのスマートリモコンを提供しており、複数の赤外線家電をまとめて操作できます。
特に、温湿度センサーや人感センサーを組み合わせた自動化が得意で、細かな条件設定をしたい中級者以上のユーザーから支持されています。
TP-Link(ティーピーリンク)
Wi-Fiルーターでも有名な企業だけに、安定した通信性能を持ち、リーズナブルな価格で手に入るのが特徴です。
特にスマートプラグはシンプルで導入しやすく、アプリ操作で電源のオンオフを管理できるため、入門用としても人気があります。
ニトリ
「HomeLink」シリーズとして、スマートリモコンやスマートプラグを展開しており、比較的リーズナブルな価格で購入できるのが魅力です。
家具と一緒にスマートデバイスを導入できるため、「お部屋づくり」と「スマート化」を同時に始めたい人におすすめです。


Aqara(アカラ)
特にMatterやHomeKitへの対応が進んでおり、Appleユーザーにとって導入しやすい点が大きな魅力です。
また、ドア・窓センサーや人感センサーなどを組み合わせることで、家のセキュリティや省エネ管理を高度に自動化できるのも特徴です。
スマートホーム分野での実績は魅力ですが、日本向けの展開としては親切ではない部分もあり、上級者向けのメーカーとなっています。
照明


スマート照明は、スマートホームの中でも導入しやすいジャンルです。オンオフや明るさの調整、カラー変更がスマホや音声で操作できるため、生活の雰囲気を一気に変えることができます。


Philips(フィリップス)
電球、ライトバー、シーリングライトなど幅広い製品が揃っており、アプリや音声で自由に操作できます。
特に1,600万色以上のカラーを表現できる点が大きな特徴で、気分やシーンに合わせて部屋の雰囲気をガラリと変えられるのが魅力です。
また、スマートホームプラットフォーム(Alexa、Googleアシスタント、Apple HomeKitなど)との互換性も高く、世界的に人気の高いブランドです。
IKEA(イケア)
価格が比較的リーズナブルで、電球を差し替えるだけで導入できるため、初心者にとって取り入れやすいのがポイントです。
シンプルなデザインはIKEAらしく、家具と調和させやすいのも魅力。
最近ではMatter対応も進んでおり、今後さらに使いやすさが広がることが期待されています。
アイリスオーヤマ
Wi-Fi対応のスマートLED電球を中心に展開しており、専用アプリや音声アシスタントから操作できます。
「電球を入れ替えるだけで使える」というシンプルさが大きなメリットで、特別なハブを必要としない点も初心者に人気です。
さらに、国内メーカーならではのサポート体制の安心感も強みといえるでしょう。
セキュリティデバイス


スマートホームの中でも特に人気が高まっている分野がセキュリティデバイスです。ドアの施錠・解錠や監視カメラ、人感センサーなどを組み合わせることで、防犯性が高まり、外出中でも安心して生活できます。
TP-Link(Tapoシリーズ)
屋内用・屋外用カメラがラインナップされており、動体検知やナイトビジョン、クラウド録画など機能も充実。
リーズナブルな価格帯ながら画質が鮮明で、スマホアプリから簡単に監視できる点が魅力です。
「まずは手軽に防犯を始めたい」という初心者におすすめのシリーズです。
Google(Google Nestシリーズ)
人の動きや車の通過、荷物の配達などを認識し、必要な通知だけを送ってくれるため、無駄なアラートが少なく快適に使えます。
GoogleアシスタントやGoogle Homeアプリとの統合もスムーズで、すでにGoogleのスマートスピーカーを導入している家庭には最適です。
Ring
特に人気なのが「Ring Video Doorbell」で、ドア前の映像をスマホからリアルタイムで確認でき、訪問者と会話することも可能です。
防犯対策だけでなく、宅配便の受け取りや不在時の対応にも役立つため、日本でも利用者が増えています。
Qrio Lock(キュリオロック)
既存のドアに後付けできる「Qrio Lock」は、スマホや専用キーで施錠・解錠が可能になります。
家族や友人に一時的なキーを発行する機能もあり、シェアハウスや民泊などでも便利に使えます。
また、日本の住宅事情に合わせた設計になっているため、導入のしやすさもポイントです。
セサミ(CANDY HOUSE Japan)
後付けタイプで簡単に設置できるのが特徴で、スマホやApple Watchで操作が可能。
オートロック機能や開閉履歴の確認など、セキュリティを高めつつ利便性も追求しています。
比較的価格が手頃で、デザインもシンプルなため、初めてスマートロックを導入する人に選ばれやすいブランドです。
AV機器


スマートホームの楽しみをさらに広げてくれるのが、テレビやオーディオなどのAV機器です。AIアシスタントやIoT機能を組み込んだ最新のAV機器は、映像・音楽体験をより便利で快適にしてくれます。
ソニー
特にGoogle TVを搭載したBRAVIAシリーズは、Googleアシスタントを通じて音声で操作できるのが特徴です。
さらに、Chromecast機能も内蔵されているため、スマホやタブレットからのキャストがスムーズに行えます。
PS5などのゲーム機や独自のオーディオ技術と組み合わせることで、エンタメ中心のスマートホームを構築したい人におすすめのメーカーです。
シャープ
一部モデルはGoogle TVを搭載しており、音声アシスタントやスマートホーム連携に対応しています。
また、シャープ独自のAI「COCORO VISION」と連携することで、ユーザーの嗜好に合わせた番組や動画の提案も可能です。
国内メーカーならではのサポート体制や安心感があり、スマートテレビ導入のハードルが低い点も魅力です。
ロボット掃除機


スマートホームの代表的なアイテムといえば、ロボット掃除機です。床掃除の手間を大幅に減らし、時間を有効活用できるだけでなく、最新モデルでは水拭きやゴミ収集機能まで搭載され、日々の暮らしをサポートしてくれます。
iRobot(アイロボット)
iRobotの強みは、長年の研究開発による信頼性と清掃力。AIを搭載した最新モデルは部屋の間取りを学習し、効率よく清掃してくれます。
また、アプリを通じてスケジュール設定や清掃履歴の確認も可能で、スマートホームの中心的存在として選ばれることが多いです。
Roborock(ロボロック)
吸引と水拭きを同時にこなせるモデルが多く、コストパフォーマンスの高さが特徴。
スマホアプリで清掃エリアを細かく指定できるなど、機能性でも高評価を得ています。
「高性能モデルを手頃な価格で導入したい」という人におすすめです。
Ecovacs(エコバックス)
特徴は、カメラやセンサーを駆使した高精度のナビゲーションと、自動ゴミ収集機能を搭載したモデルの豊富さです。
また、スマートスピーカーとの連携もスムーズで、音声で掃除を指示できる点も魅力。
安価なモデルも提供しており、人気を集めています。
Anker(アンカー)
価格が比較的リーズナブルで、初めてロボット掃除機を導入する人にも手が届きやすいのが強みです。
シンプルな機能に絞ったモデルから、マッピング機能搭載モデルまで幅広くラインナップされており、コスパ重視の層に選ばれやすいブランドです。
Dyson(ダイソン)
Dysonらしい強力な吸引力と独自のデザインが特徴で、カーペットやフローリングを問わず高い清掃力を発揮します。
価格は高めですが、「とにかく吸引力を重視したい」「デザイン性も妥協したくない」というユーザーに支持されています。
冷蔵庫・洗濯機


大型家電もIoT化が進み、冷蔵庫や洗濯機がスマート化されつつあります。これにより、日常の家事を効率化し、電気代の節約や生活の質の向上につながります。
パナソニック
冷蔵庫では「ナノイーX」搭載モデルが人気で、スマホアプリ「Panasonic Smart App」と連携すれば、食材の管理やドアの開閉状況をチェックできます。
洗濯機では「洗剤自動投入」や「スマホでの遠隔操作」が可能なモデルが登場しており、外出先から運転開始・終了の確認ができるのが便利です。
日常の細かな家事をサポートしてくれる、日本らしいきめ細やかな技術が光るメーカーです。
日立
冷蔵庫では「真空チルド」や「デリシャス冷凍」など独自の保存技術に加え、IoT対応モデルではスマホアプリ「日立家電コンシェルジュ」と連携可能。食材管理や故障予兆を知らせてくれるなど、使い勝手の面で進化しています。
洗濯機においては、AIによる洗濯プログラムの最適化が特徴。衣類の汚れや量を自動で判断し、効率的な洗濯を実現してくれます。
家事の効率化だけでなく、環境負荷の低減や電気代の節約にもつながる設計が強みです。
キッチン家電


スマートホームの中でも特に生活に直結するのがキッチン家電です。炊飯器やコーヒーメーカーなどがスマート化することで、料理や飲み物の準備がより快適で効率的になります。
象印
近年ではIoT対応モデルを展開しており、専用アプリを使って炊飯予約や保温管理をスマホから行えるのが特徴です。
「外出先から炊飯をセットして、帰宅したら炊きたてのご飯ができている」——そんな体験が可能になります。
老舗メーカーならではの安心感と、細やかな機能性が光ります。
タイガー
スマート家電としては、無線LANを搭載したモデルが登場しており、スマホアプリから操作できるのが魅力。
保温や湯温の設定などをリモートで調整できるため、日常生活に自然に溶け込むスマート化を実現しています。
バルミューダ
代表製品「BALMUDA The Toaster」は独自のスチーム技術を使った高級トースターとして有名ですが、スマート家電の分野でも注目されています。
アプリと連携した操作や、独自の調理プログラムが搭載されているモデルもあり、キッチンをおしゃれかつ便利にアップグレードしてくれます。
「機能だけでなく、デザイン性も大事にしたい」という人におすすめのブランドです。
デロンギ
スマート家電としては、アプリ連携による抽出プログラムの設定や、飲みたいときにリモート操作でコーヒーを淹れられる機能を搭載したモデルが人気です。
自宅にいながら本格的なカフェ体験を味わえるのが魅力です。
ネスプレッソ
カプセル式コーヒーメーカーを中心に展開しており、Wi-FiやBluetoothを搭載したモデルでは、スマホから抽出操作やカプセル在庫の管理が可能です。
アプリを通じて新しいレシピや淹れ方を楽しめる点も特徴で、毎日のコーヒータイムをスマートに演出してくれます。
空調


スマートホームの中で「空調」は生活の快適さに直結する分野です。エアコンや空気清浄機がIoT化することで、外出先からの操作や電気代の最適化が可能になり、暮らしがより便利でエコになります。
ダイキン
世界的な空調メーカーとして信頼されており、日本国内でもスマートエアコンの先駆け的存在です。
専用アプリ「Daikin Smart APP」を使えば、外出先からエアコンのオンオフや温度調整が可能。
また、センサーを活用して人の動きや室内環境を検知し、自動で運転を最適化する機能も搭載されています。
省エネ性能にも優れているため、「快適さ」と「節電」の両立を求める人にぴったりのメーカーです。
三菱電機
「霧ヶ峰」シリーズのエアコンは、AI技術を活用して室内環境や人の動きを検知し、最適な気流を自動で調整してくれます。
さらに、スマホアプリ「霧ヶ峰REMOTE」と連携することで、外出先からの操作や消し忘れ確認が可能です。
快適性だけでなく、空気の清浄や除湿機能にも力を入れており、日本の多湿な気候に合わせた設計が強みです。
ヘルスケア


スマートホームの進化は家電だけでなく、健康管理の分野にも広がっています。体重計や血圧計、睡眠トラッカーなどがIoT化することで、日々の健康データを自動的に記録・分析できるようになりました。
タニタ
専用アプリと連携することで、体重・体脂肪率・筋肉量などを自動的に記録可能。
グラフ化されたデータを確認できるため、日々の変化を把握しやすく、ダイエットや健康維持に役立ちます。
「ヘルスケアを日常的に管理したい」という人にとって、導入しやすいブランドです。
オムロン
スマート血圧計や体重計は専用アプリ「OMRON connect」と連携し、測定結果を自動でスマホに記録。
医療機関とのデータ共有にも対応しており、家庭での健康管理だけでなく医療現場との連携にも強みがあります。
特に生活習慣病予防や高血圧管理を意識する人にとって心強いメーカーです。
Withings(ウィジングズ)
体組成計「Body」シリーズは、体重や体脂肪だけでなく、心拍数や水分量まで測定可能。
また、ベッド下に設置するタイプの睡眠センサー「Sleep Analyzer」も人気で、睡眠の質を細かく分析できます。
アプリのデザインも洗練されており、欧米を中心に世界的な支持を集めています。
LG
スマートウォッチや体組成計を展開するほか、冷蔵庫やエアコンと連携した健康管理システムも強みです。
特に「LG ThinQ」アプリを通じて、生活家電とヘルスケアを統合できる点はユニークです。
健康志向とライフスタイルの快適さを同時に追求できるメーカーといえるでしょう。
スマートウォッチ・ウェアラブル端末


ウェアラブル端末は、日常生活の中で「身につけながら健康管理や生活の利便性を高める」ことができるアイテムです。運動量の計測や心拍数のモニタリング、決済機能などが搭載されており、スマートホームと連携させればさらに活用の幅が広がります。
Garmin(ガーミン)
ランニングやサイクリングなどのスポーツシーンに強く、精度の高い活動量計測が可能。
心拍数や睡眠データも記録でき、健康管理をトータルでサポートしてくれます。
スマホアプリ「Garmin Connect」と連携することで、日々のトレーニングや健康データを見える化できるのも魅力です。
EVERING(エブリング)
指輪型デバイスで、最大の特徴は「Visaのタッチ決済」に対応している点。
ファッション性も高く、装着しているだけでキャッシュレス生活が実現できます。
ヘルスケア機能はシンプルですが、日常の利便性を重視する人には最適なアイテムです。
Oura Ring(オーラリング)
小型ながら心拍数や体温変化、睡眠の質を高精度に計測でき、専用アプリで健康状態を詳細にチェックできます。
「コンディションを整えたい」「健康管理をデータで把握したい」という人に人気です。
デザインもシンプルで、日常的に身につけやすいのが大きな強みです。
RingConn(リンコン)
睡眠や運動データの計測に対応しており、Oura Ringに近い機能を備えつつ価格を抑えている点が魅力。
専用アプリとの連携もスムーズで、手軽にウェアラブルデバイスを試してみたい人におすすめです。
スマートタグ


スマートタグは「鍵や財布などの紛失防止」に役立つデバイスです。持ち物にタグを取り付けておけば、スマホアプリを通じて位置情報を確認したり、音を鳴らして探したりできます。
忘れ物が多い方や、外出時に安心を求める方に人気のジャンルです。
Tile(タイル)
キーホルダー型、カード型、シール型などがあり、用途に合わせて選べるのが大きな魅力です。
Bluetoothを利用してスマホと連携し、落とした場所を地図で確認できるほか、コミュニティを活用して他のTileユーザーのスマホ経由で探すことも可能です。
日本国内でも販売されており、手軽に入手できる安心感があります。
MAMORIO(マモリオ)
特徴は、日本ならではの鉄道会社や商業施設との連携。
例えば「MAMORIO Spot」に対応している駅や施設に忘れ物が届けられると、通知が届く仕組みがあります。
国内の生活環境に最適化されている点は、Tileにはない強みといえるでしょう。
Apple(AirTag)
「探す」アプリとシームレスに連携し、iPhoneをかざすと「正確な方向」と「距離」を示してくれる「正確な場所を見つける機能」が特徴です。
さらに、世界中のAppleデバイスのネットワークを活用して位置を追跡できるため、非常に高い検出力を持ちます。
デザインもシンプルで、Appleらしい統一感のある製品に仕上がっています。
スマートホーム・家電(iot家電)メーカーの一覧表
カテゴリ | メーカー | 主な製品 | 特徴・強み | おすすめユーザー |
---|---|---|---|---|
スマートアシスタント | Amazon | Echoシリーズ | Alexaスキルが豊富、対応家電数トップクラス | 初めてスマートホームを導入する人 |
スマートアシスタント | Nest Hub / Nest Mini | 検索・YouTube・カレンダー連携が強力 | Googleサービスを日常的に使う人 | |
スマートアシスタント | Apple | HomePod mini | Siri・Apple Home連携、プライバシー重視 | iPhone/iPadユーザー |
スマートアシスタント | Samsung | SmartThings / Galaxy Home | 家電全体の統合管理、海外で高評価 | Samsung製品を多く使う人 |
総合スマートホーム | SwitchBot | Bot / カーテン / ハブ | 後付けで既存家電をスマート化、低価格 | 少しずつ導入したい人 |
ハブ・プラグ | Nature | Nature Remo | 日本の家電に最適化、赤外線操作に強い | 国産志向・初心者 |
ハブ・プラグ | リンクジャパン | eRemote / HomeLink | 家電操作+電気代見える化 | 節電意識が高い人 |
ハブ・プラグ | RATOC | RS-WFIREXシリーズ | センサー連携が得意、中級者向け | 細かな自動化をしたい人 |
ハブ・プラグ | TP-Link | Tapoプラグ / カメラ | 安定した通信、低価格で導入可能 | コスパ重視派 |
ハブ・プラグ | Aqara | ハブ / センサー類 | Matter・HomeKit対応、拡張性高い | Appleユーザー |
照明 | Philips Hue | スマート電球 / ライトバー | 1600万色対応、世界的シェア大 | 雰囲気作りを重視する人 |
照明 | IKEA | TRÅDFRI | リーズナブル、デザイン性高い | 家具と統一感を出したい人 |
照明 | アイリスオーヤマ | スマートLED電球 | Wi-Fi直結で簡単導入 | ハブなしで始めたい人 |
セキュリティ | TP-Link | Tapoカメラ | コスパ抜群、防犯入門向け | 初めて防犯を導入する人 |
セキュリティ | Nest Cam / Doorbell | AI認識で誤通知が少ない | Googleユーザー | |
セキュリティ | Ring | Video Doorbell | Amazon連携、宅配確認に便利 | 不在時の訪問対応をしたい人 |
セキュリティ | Qrio Lock | スマートロック | 日本のドア向け設計、信頼性高い | 賃貸住宅の人 |
セキュリティ | セサミ | セサミロック | 手頃な価格、Apple Watch操作可能 | コスパ重視派 |
AV機器 | ソニー | BRAVIA / サウンドバー | Google TV搭載、PS5と相性抜群 | エンタメ中心の家庭 |
AV機器 | シャープ | AQUOSシリーズ | 独自AI+Google TV対応 | 国内メーカー志向の人 |
ロボット掃除機 | iRobot | ルンバ | 信頼性・ブランド力No.1 | 定番・安心を求める人 |
ロボット掃除機 | Roborock | Sシリーズ | 吸引+水拭き、コスパ良好 | コスパ+多機能派 |
ロボット掃除機 | Ecovacs | DEEBOT | 自動ゴミ収集機能が強み | 掃除を完全自動化したい人 |
ロボット掃除機 | Anker | Eufy | 低価格、入門用に最適 | 初めて導入する人 |
ロボット掃除機 | Dyson | Dyson 360シリーズ | 圧倒的吸引力+高価格 | 性能・デザイン重視 |
大型家電 | パナソニック | 冷蔵庫 / 洗濯機 | きめ細かい機能+アプリ連携 | 家事効率化を重視する人 |
大型家電 | 日立 | 冷蔵庫 / 洗濯機 | AIによる最適化、省エネ性能 | 高機能+安心感を求める人 |
キッチン家電 | 象印 | 炊飯器 / 電気ポット | IoT炊飯予約、国産ブランド | 家族世帯 |
キッチン家電 | タイガー | 炊飯器 / 魔法瓶 | Wi-Fi対応、シンプル操作 | 単身者〜家族 |
キッチン家電 | バルミューダ | トースター / ポット | デザイン性+独自機能 | おしゃれ重視派 |
キッチン家電 | デロンギ | エスプレッソマシン | 本格カフェ体験、IoT対応 | コーヒー好き |
キッチン家電 | ネスプレッソ | カプセル式コーヒー | 在庫管理+スマホ操作 | 手軽に本格派 |
空調 | ダイキン | エアコン | 世界的ブランド、省エネ性 | 快適+省エネ派 |
空調 | 三菱電機 | 霧ヶ峰エアコン | AI気流制御、除湿に強い | 日本の気候向け |
ヘルスケア | タニタ | 体組成計 | データ連携が簡単、入門向け | ダイエット派 |
ヘルスケア | オムロン | 血圧計 / 体重計 | 医療機関連携、信頼性高い | 健康管理を重視する人 |
ヘルスケア | Withings | 体組成計 / 睡眠計 | デザイン性+多機能 | 海外志向の人 |
ヘルスケア | LG | ThinQヘルスケア | 家電+健康の統合管理 | 生活全体をスマート化したい人 |
ウェアラブル | Garmin | スマートウォッチ | GPS+運動管理に強い | スポーツ愛好家 |
ウェアラブル | EVERING | スマートリング | タッチ決済対応、デザイン性 | キャッシュレス派 |
ウェアラブル | Oura Ring | スマートリング | 睡眠・体調分析が得意 | 健康意識が高い人 |
ウェアラブル | RingConn | スマートリング | コスパ良好、入門向け | 試してみたい人 |
スマートタグ | Tile | キーホルダー型等 | 世界的ユーザー数、コミュニティ探知 | グローバルに使いたい人 |
スマートタグ | MAMORIO | 小型タグ | 鉄道・施設連携、日本特化 | 国内利用中心 |
スマートタグ | Apple | AirTag | 「探す」アプリ連携、精度抜群 | iPhoneユーザー |
まとめ
ここまで、スマートホーム・スマート家電のおすすめメーカー46選 をカテゴリごとに紹介してきました。
スマートスピーカーから始めて徐々に拡張するのもよし、照明やロボット掃除機といった生活に直結するアイテムから始めるのもよし。
どのメーカーもそれぞれ強みがあり、生活スタイルや好みに応じて最適な選択ができます。
重要なのは「自分の暮らしに合うスマートホームをどう作るか」。この記事を参考に、まずは気になるメーカーの製品を一つ導入してみてください。



きっと、暮らしが今よりもっと快適で楽しいものになるはずです