【ブレードランナー】バージョン違いまとめ【ファイナルカット・クロニクルなど】

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SFの名作として名高い映画『ブレードランナー』。

 

人気が高く、様々なバージョンが乱立しています。

熱狂的ファンはなんども繰り返して観て、バージョン間の違いを楽しんでいるようです。

しかし、映画に詳しくなく、「見るのは一つで十分」という人にとっては困ったことです。

 

この記事では「映画初心者はこれを観ておけば間違いない」というバージョンを紹介します。

 

それぞれのバージョンの違いについてもまとめます。

 

▼ブレードランナーのレビューはこちらです。ネタバレ無しで書いているのでご安心ください。

『ブレード・ランナー』- 刃物を持ったオジさんが走り回る話、ではない – 映画レビュー

ブレードランナーを一つだけ観るならどのバージョンを選ぶべきか

『ブレードランナー ファイナル・カット』をみておけば間違いありません。

最も画質が綺麗なものですし、当初の編集ミスなども修正され完成度が高まっています。

 

「はじめて観る人」や「一つだけみたい人」はこれを見ておけば良いでしょう。

一度見た上で、その世界観を気に入ったのであれば、他のバージョンも見て違いを楽しんでください。

ブレードランナーのバージョン一覧

大きく分けて、以下の5つのバージョンが存在します。

  1. ワークプリント(試写版)(1982年)
  2. オリジナル劇場公開版(1982年)
  3. インターナショナル劇場公開版、完全版(1982年)
  4. ディレクターズ・カット(最終版)(1992年)
  5. ファイナル・カット(2007年)

たった一つの映画なのに、とんでもないことになっていますね。

もうなにがなにやら……。

 

『ブレードランナー クロニクル』と『ブレードランナー2048』は、バージョンの一種ではありません。

『ブレードランナー クロニクル』は、いくつかのバージョンの詰め合わせです。

『ブレードランナー2048』は、『ブレードランナー』の続編です。

 

これら二つについては、記事の後半でまとめています。

ブレードランナーのバージョンの違いは

ワークプリント(試写版)(1982年)

試写版用に作成されたバージョン。

原点ともいえるバージョンですね。

熱狂的ファンでなければ観る必要なないかと思います。

オリジナル劇場公開版(1982年)

一般受けしやすいように編集されたバージョン。

「分かりにくい」「暗い」といった特徴があるため、一般受けしないことを危惧して、(監督ではない)製作者によって編集が加えられたものです。

 

ストーリーを理解しやすいように、ナレーションが追加されています。

ハッピーエンドとも捉えられるエンディングが追加されていて、試写版の頃よりも大衆向けにアレンジされています。

インターナショナル劇場公開版、完全版(1982年)

ヨーロッパや日本など、世界に向けて公開するためにいくつかのシーンが追加されたバージョン。

オリジナル劇場公開版ではカットされていた、いくつかの暴力シーンなどが追加されています。

ディレクターズ・カット(最終版)(1992年)

監督の思い通りに再編集して公開されたバージョン。

ブレードランナーは公開当初はあまりヒットしませんでした。

 

しかし、じわじわと評価をあげていき、ついに再公開のチャンスを得ます。

今度は監督が自分の意図通りのものを公開することが許されます。

そのため、監督の意志に反して劇場版で追加されていたエンディングなどは、ディレクターズ・カットでは無くなっています。

 

シーンが削除されたいるだけでなく、一部シーンは逆に追加されています。

デッカードが「ユニコーンの白日夢」を見るシーンが有名です。

ファイナル・カット(2007年)

細かなミスなどが修正された、監督のこだわりが作り上げたファイナルバージョン。

ディレクターズカットがもとになっています。

映画公開25周年を記念し、集大成として作成されたものです。

 

「細かな編集ミスの修正、映像品質の向上、いくつかのシーンの追加」などがみられます。

『ブレードランナー ファイナル・カット』はクリエイターたちのこだわりによって、作り上げられたバージョンと言えるでしょう。

『ブレード・ランナー クロニクル』とは何か

DVDレンタルショップに行くと『ブレードランナー クロニクル』というタイトルを目にすることがあります。

「クロニクル? まだ他にもバージョンがあるの?」と混乱してしまうかもしれません。

 

ブレードランナークロニクルとは、

前述の「オリジナル劇場公開版」「インターナショナル劇場版」「ディレクターズ・カット」の三種類が全て含まれるものです。

 

レンタルショップで他のが借りられていてこれしか残っていない場合や、複数のバージョンの違いを一気に楽しみたい場合に、クロニクルはおすすめです。

クロニクルの中では、最も新しいディレクターズ・カットがおすすめです。

 

ただし、初心者にとって一番みやすいのはファイナル・カットですので。

特にこだわりがなければ、そちらをオススメします。

『ブレードランナー2048』とは何か

『ブレードランナー2048』とは、前作の『ブレードランナー』の30年後を描いた続編映画です。

 

主人公リック・デッカード役の、ハリソン・フォードも引き続き出演しています。

ファン待望の続編ということで大いに期待を集めています。

 

予告動画を載せておきますので、気になる方はご覧ください。

ブレードランナーのバージョンについてのまとめ

興行的な理由や監督のこだわりにより、ブレードランナーには複数のバージョンが存在します。

 

はじめて見る人、一度だけ見たい人は、

『ブレードランナー ファイナル・カット』を観ましょう。

 

もし気に入ったのであれば、続編である

『ブレードランナー2048』も観ましょう。

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