- リモートワークをしたいが場所が見つからない
- 様々な場所があるため自分に適しているリモートワークの場所を知りたい
フルリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)を実践するうめです
リモートワーク(テレワーク)が、在宅勤務を中心に広がりを見せています。
ただし、リモートワークを行える場所は自宅に限らず、様々な場所で行えます。その時間や場所に捕らわれない柔軟性が、リモートワークの魅力です。
しかし、自宅以外でリモートワークを行おうとすると、いい場所がなく困ってしまう、というのが現状です。いつでもどこでも働ける、という施設はまだまだ整っていません。
また、フルリモートで働きたい方と、たまに違うところで働きたい方では、必要な場所も変わってきます。
ノートパソコン一台でできる仕事、マルチディスプレイが必要な仕事、一人でできる仕事、WEB会議を頻繁にする仕事と、一口にリモートワークといっても求められる環境は様々です。
今回は、様々な働き方に対して、それぞれ最適なリモートワークの場所をご紹介します。
リモートワークの場所選びで意識すべき条件
具体的に場所を紹介する前に、その場所選びで意識すべき重要な条件を、かんたんに解説します。
自分の作業・業務内容にあっているか?
リモートワークといっても、人によって必要な場所はそれぞれ異なる、というのは先ほどお伝えした通りです。
特に意識しなければならないのは以下の点です。
- ノートパソコン以外のディスプレイが必要か
- 高速なネットワークが必要か
- WEB会議を行う場所か必要か
ディスプレイやネットワークが必要なのであれば、リモートワークに最適化された施設やサービスを探さなくてはなりません。
そうでないのであれば、ひとりで落ち着いて作業できるスペースさえ確保できればよく、コストを抑えて無料の公共施設でリモートワークができるかもしれません。
WEB会議が多いのであれば、個室や半個室の場所がいいでしょう。
セキュリティは問題ないか
セキュリティが重要度は一番高い
利用できる設備が自分に合っていても、セキュリティリスクがあり、インシデントにつながってしまうようではすべてが台無しです。
特に個人情報を取り扱うような仕事があれば要注意で、自分の仕事がどれだけのセキュリティレベルを求められるかによって、場所選びも変わってきます。
コストはどれくらいかかるか?
第一に考えるべきは自分のやりたい作業ができるかどうかで、次に意識するのはセキュリティの観点で問題ないかです。
それらを満たした上でできるだけコストを抑えたい、というのは誰もが求める条件でしょう。
特に、長期間リモートワークを続ける方や、場所の確保を自費で行わなければならない方にとっては死活問題です。
リモートワークにおすすめの場所まとめ
リモートワークに最適な共用スペース/レンタル個室
テレワークブース(個室ブース)
外部モニター | サービスによる |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 比較的安価 |
駅やビルなど、ちょっとした空きスペースに設定された、ボックス型の個室ブースです。
移動の合間や、お出かけや出張の前後で、時間を区切って作業するのに最適です。
需要が高まり、様々な施設に設置され、使いやすくなってきました。
レンタルスペース
外部モニター | サービスによる |
---|---|
電源 | あり |
Wi-Fi | サービスによる |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | サービスによる |
予約をして貸切で利用できるスペースです。リモートワークに限らず、多目的に利用できる場であることも多いです。
短時間、安価に利用できる場所もあり、利用したい時間や場所を柔軟に選ぶことができます。
ただし多目的な場ということもあり、リモートワークに適しているかどうかは場所によってまちまちです。
施設によって広さや設備がかなり異なり、単にレンタルスペースという定義だけで決めず、実際にその場がどういったものなのか確認してから利用することをおすすめします。
サテライトオフィス
外部モニター | あり |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 個人での契約は困難 |
会社が、自社の主要なビルとは異なる場所に設けた、小規模なオフィスです。
会社側が用意しているということもあり、様々な設備が整っていますが、基本的に利用者は社員に限られます。
在宅勤務を基本として、何か必要がある場合や気分展開をしたい場合に利用するのに適しています。
地方の人材確保の観点から、首都圏に拠点を構える企業が、地方に設けることも増えてきています。
コワーキングスペース
外部モニター | サービスによる |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | オプションであることが多い |
セキュリティ | オープンスペースあり |
コスト | 比較的安価 |
様々な業種、契約形態の人々が、同じ場所で働くスペースです。
完全にクローズ空間ではなく、オープンスペースであることもあります。
ただ、近年では個人のリモートワークのニーズにこたえるため、仕切りを用意するなどある程度シェアオフィスに近い形態も増えてきています。
月額制、一時利用のドロップイン、メンバーシップ制度、フリーアドレス、個室など、プランが豊富なサービスも展開されています。
リモートワーク利用に特化したカフェ、のようなイメージに近いです。
個人事業主やフリーランスを中心に利用が増えています。
シェアオフィス
外部モニター | あり |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 比較的高価 |
コワーキングスペースに近く、他人とスペースを共有して仕事を行う場です。
ただし、コワーキングスペースではラウンジでの交流といったものがある一方、シェアオフィスの場合は単に場所のシェアであり、基本的に交流はないという特徴があります。
コワーキングスペースと同様にしっかりとした設備を欲しいが、もう少しクローズな場を確保したい、という時にシェアオフィスはおすすめです。
ワークスペースはそれぞれの個人や会社のために確保されています。通常のオフィスとの違いは、複合機やドリンクサーバーといった一部の設備を共有することがある、という点にあります。
カジュアルなデスクワークができる店舗
カフェ
外部モニター | なし |
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電源 | あり |
Wi-Fi | 電波が弱いことも |
WEB会議 | オープンスースのため不可 |
セキュリティ | オープンスペースのため注意 |
コスト | ドリンク代のみ |
カフェは身近な場ですので、今更説明は不要かもしれません。
食事やコーヒーを楽しみ、くつろぎながら読書やノートパソコンでの簡単な作業を行うことができます。
Wifiや電源を完備するカフェもあり、リモートワークで困ることはありません。
他のリモートワークスペースと比べ安価である点も魅力です。
ただし、あまりに長時間の利用は店に迷惑をかけることもあり、混雑状況などを見て利用時間を考える必要があります。
また、満席のために使いたい時に使えない、といったこともあり得ます。
肩越しに画面を盗み見られるショルダーハッキングといったセキュリティリスクにも注意が必要です。
カラオケ
外部モニター | サービスによる |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 比較的安価 |
意外と穴場なのがカラオケです。
歌を楽しむ場という性質上、個室である程度の防音性もあり、飲み放題のドリンク、Wifiや電源など設備も揃っています。
営業時間が長いのも魅力です。
提携企業の社員が全国の店舗を利用できるようなサービスもあり、所属先の企業が契約していれば会社員にとってかなり使いやすい場となっています。
しっかりとデスクワークができる専用居室
自宅
外部モニター | 自身で用意しやすい |
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電源 | あり |
Wi-Fi | 自身で用意しやすい |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 光熱費のみ |
こちらも説明は不要かもしれません。
自宅は最も気軽にリモートワークを行える場所です。リモートワークといえば自宅での在宅勤務をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
移動時間がかからず、慣れ親しんだ場所でリラックスして作業ができるというのが、自宅の最大のメリットです。
ただし、仕事とプライベートの切り替えが難しくなったり、同居家族とお互いに気遣いが必要であったり、といった問題もあります。
また、設備面について、自身で整える必要があり、それによって大きく快適性が変わってしまうところも自宅でのリモートワークの難しいところです。
ビジネスホテル
外部モニター | サービスによる |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 比較的高価 |
他のどのリモートワークスペースよりも、快適な空間を確保して作業することができます。
Wifi、電源、ドリンクといった設備もそろっていますし、WEB会議がしやすいのも魅力です。
デスクや椅子、モニターなどがリモートワークに最適化されていない可能性がある、というのはデメリットです。
ウィークリーマンション・マンスリーマンション
外部モニター | サービスによる |
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電源 | あり |
Wi-Fi | あり |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | 比較的高価 |
1週間単位で利用できる賃貸マンションです。自宅やホテルと同様に、快適な空間でリモートワークを行うことができます。
ウィークリーやマンスリーなど、必要な期間に合わせて、同じ場所を確保できるというのもメリットです。
ただし、他のリモートワークスペースに比べて、比較的契約の煩雑さがあるなど、慣れるまでは注意が必要です。
無料の施設
公園
外部モニター | なし |
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電源 | なし |
Wi-Fi | なし |
WEB会議 | 場所を選べば可能 |
セキュリティ | オープンスペースのため注意 |
コスト | 無料 |
自然の中で、リフレッシュしながら作業することができます。
一方で、デスク周りの設備が整っていない、天候を気にする必要がある、といったデメリットも存在します。
公園でもリモートワークは、利用できる業態・作業内容がかなり限定されるというのが実情です。
図書館
外部モニター | なし |
---|---|
電源 | あり |
Wi-Fi | 電波が弱いことも |
WEB会議 | オープンスペースのため不可 |
セキュリティ | オープンスペースのため注意 |
コスト | 無料 |
無料から格安で利用することができ、電源もあり、ノートパソコンの利用が認められた図書館であれば静かな空間で集中してリモートワークを行うことができます。
ただし、満席で利用できないことがある、Wifiが弱い、といったところもあるため注意が必要です。
自家用車
外部モニター | なし |
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電源 | なし |
Wi-Fi | なし |
WEB会議 | 個室のため可能 |
セキュリティ | 個室のため問題なし |
コスト | ガソリン代のみ |
自家用車も無料のリモートワークスペースとして利用することができます。
基本的には在宅勤務でのリモートワーカーが、どうしても家族の事情で家の中で作業できないときや、場所を変えて気分転換するときに利用することが多いです。
まとめ
- 自身の作業内容に合わせて、コストとセキュリティを考慮して場所を選ぶ必要がある
- 無料のスペースもあるが、カジュアルな作業にしか適していない
- 自宅やコワーキングスペース、シェアオフィスがしっかりした作業には向いている
以上、今回はリモートワークにおすすめな場所をお伝えしました。
差支えないのであればやはり自宅での在宅勤務が最もリモートワークのメリットを生かしやすいです。
しかしそうできない事情がある場合や、集中力を高めたり気分転換をするために別の場を探すときは、コワーキングスペースやシェアオフィスを利用することをおすすめします。