- 転勤をする意味が分からないと感じている
- 転勤を命じられたが、納得がいっていない
- 転勤で生じるデメリットを理解したい
- 転勤のメリットも知っておきたい
- リモートワーク
- テレワーク
- 在宅勤務
フルリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)を実践するうめです
転勤は多くのビジネスパーソンがキャリアのある段階で直面する可能性がある出来事です。
一見、昇進やキャリアアップの機会として捉えられがちですが、それに伴うストレスや生活の大きな変化は、多くの人にとって望ましくない選択となることがあります。
しかし、転勤とはこれまでもずっと存在してきました。
「転勤したくない、転勤なんてデメリットしかない、時代遅れだ」と感じるのは個人のわがままでしょうか?
この記事では、そう感じてしまう理由や、転勤のデメリットを整理します。
また、転勤を両面から理解するため、どういったメリットがあるのかについてもまとめます。
なぜ転勤にデメリットを感じるのか?
以下の記事で解説していますが、転勤は基本的に拒否できません。
そうしたことを理解したうえで、転勤制度のある会社で働く人は、その影響をよく理解することが重要です。
転勤がなぜ否定的に捉えられがちなのか、そのデメリットと具体的な影響を掘り下げてみます。
はじめに申し上げておくと、私はアンチ転勤派であるため、厳しめの見方になります
転勤は誰のためのものか?
転勤が伴う地理的な移動は、生活の全てを根底から再構築する必要があります。
この大きな変化には、住宅の移動、こどもの学校の変更、配偶者の職探しといった多くの調整が必要です。
これらの変化はストレスの明確な源となり、個人の精神的な負担を大きく増加させる可能性があります。
家庭の事情次第では、パートナーやこどもを残しての単身赴任という選択をとらざるを得ない人も出てきます。
もちろん会社が従業員のことを第一に考え、「転勤先でしかできない仕事が、その人のキャリアや人生にとって絶対にプラスになる」という信念での転勤であれば、まだ許せます。
しかし、実際にはそうでないケースも多いでしょう。
個人のためではなく、会社の人員体制や後進育成といった都合で決まることも
転勤が個人の生活に与える影響
転勤によって新たな環境への適応を余儀なくされるため、個人の生活リズムや社会的なつながりは大きく変動します。
特に、地域に根ざしたコミュニティや親密な友人関係を重視する人々にとって、これは非常に大きなデメリットです。
新しい地域での孤立感や、既存の社会的つながりの喪失は、精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。
転勤する意味がない・時代遅れだと感じる理由
リモートワークなど先進的な取り組みをする企業が増えていて比較してしまう
テクノロジーの進化により、今日では多くの業務がリモートで可能になっています。
リモートワークが普及しその効果が多くの業界で実証されたため、物理的な移動を伴う転勤は非効率的で時代遅れだと捉える人が増えています。
このような背景から、転勤の必要性を問い直す声が特に高まっているのです。
これまでは当たり前として受け入れざるを得なかった転勤が「時代遅れ」だと捉えられる転換期がきています。
転勤の主なデメリット
転勤は家族関係や個人のキャリアに大きな影響を及ぼすことがあり、そのデメリットは計り知れません。
家族や友人・恋人との時間が減る
転勤によって家族と共に過ごす時間が大きく減らされることは、家庭内のストレスを増大させます。
親が子供の成長過程でそばにいられないことや、配偶者との関係に亀裂が生じる可能性も否定できません。
また、家族と共に引っ越しができるとしても、進学の都合など考慮されない場合は子供にとっても大きな負担が生じてしまいます。
これらの影響は、仕事よりも大事な人生や家庭の幸福感に直接関わるため、非常に重大です。
独身であっても、いまの友人や恋人と物理的に引き離され、一緒に過ごす時間は間違いなく劇的に減ってしまいます。
生活基盤の再構築
新しい地域での生活基盤を一から築くことは、精神的、経済的な両方の面で大きな負担を強いられます。
引っ越し費用、新居の確保、新しい生活環境への適応は、時間と労力を大量に必要とします。
これにより、生活の質が一時的にも低下するリスクがあります。
会社都合の転勤であれば、もちろん引っ越し費用の補助が出ますが、住む家や土地が変われば、補助では賄えきれない出費が生じることが普通です。
キャリアパスへの影響
転勤がキャリアの発展に直接つながるとは限りません。
新しい職場での役割の増加や責任の重大化は、プレッシャーを増大させ、仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、新しい仕事への適応も、精神的な負担を増やす要因となり得ます。
人生設計・マイホーム計画の不確実性
いま自分が転勤を命じられていないとしても、会社に転勤の制度があれば、いつ命じられて強制的に引っ越しが発生するかわかりません。
そうすると、地元の私立校への進学や、マイホームの購入をためらう理由になってしまいます。
広い家に住みたい、物価上昇や老後に備えて家を買っておきたい、という思いがあっても、なかなか好きなようにはできません。
実際に、こどもがまだ小さくマイホームも建てたばかりなのに転勤を命じられ、単身赴任をする社会人を何人も目にしてきました
社会的・心理的ストレス
新しい環境に適応することは容易ではなく、特に社交性が低い人にとっては、孤立感や居場所のなさを感じることが一層強まります。
これは、長期にわたる精神的ストレスにつながり、生活の質の低下を招くことになります。
新しい職場の人間関係の構築も、精神的な負担を増やす要因となり得ます。
転勤の主なメリット
ここまでは転勤の主なデメリットをみてきました。
ここからは、転勤を前向きにとらえるきっかけとして、そのメリットをかんたんにご紹介します。
メリットも詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
キャリアの進展とスキルの拡充
転勤は新たな職務や責任を経験する機会を提供し、これによって専門的なスキルや管理能力を高めることができます。
新しい環境での業務は自己の能力を試す場となり、未知の課題に取り組むことで問題解決能力や適応能力が向上します。
一部の業界では、地方の支店長クラスのポジションが、出世コースとして用意されていることもあります。
また、キャリアの範囲を広げ、昇進の機会を得ることが可能になるため、長期的な職業的成長を促すことができます。
人間関係の構築とネットワーキングの拡大
転勤は新しい地域や部門で働くことになるため、新たな同僚や業界の人々と出会う機会を提供します。
これにより、プロフェッショナルなネットワークが拡がり、異なる背景や専門知識を持つ人々から学ぶことができます。
これらの関係は、将来的なキャリアの進路を決定する際の貴重なリソースとなる可能性があります。
個人的成長と自己発見
新しい場所での生活と仕事では、新しい文化や生活様式に触れる機会を得られます。
これにより、自己の適応力や柔軟性を試すことができ、個人的に成長することができます。
また、新しい環境での経験は自己理解を深め、人生の価値観や目標を再評価するきっかけとなることもあります。
地理的な多様性の体験
転勤により国内外の様々な場所で生活する機会が得られるため、異なる地理的な環境での生活を経験できます。
これは、視野を広げ、新しい文化や習慣を学ぶ大きなチャンスとなります。
特に国際的な転勤の場合、異文化間のコミュニケーションスキルを高め、グローバルな視点を持つことが可能になります。
まとめ
- 転勤が時代遅れだと感じるのは、先進的なリモートワークなどを取り入れる比較対象となる企業が増えてきたため
- 個人の人生よりも会社都合が優先されることへの不信感がある
- 転勤にはキャリアアップや人としての成長の機会などプラスの面も
以上、いかがだったでしょうか。
改めてみてみると、やはり転勤は個人の人生に大きな影響を与えるものです。
個人的には、転勤のメリットの多くは、単に移住としてのメリットであり、会社都合の転勤である必要はないのでは?と思います
メリットを前向きにとらえられるのであれば、転勤は大きなチャンスとなります。
ただ、転勤を命じられたがどうしても納得がいかず、拒否すればキャリアに悪影響がある、といった場合には転職という選択肢もあります。
私も実践しているリモートワークの仕事であれば、転勤に悩まされることはありません。
また、いきなり転勤を明確に拒否するのではなく、まずは会社に対して相談や時間稼ぎをするようにして、自分のキャリアを熟考してみてください。
リモートワーク(在宅勤務)については、以下に詳しくまとめています。
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