コワーキングの意味とは? 英語の呼び方や、語源と由来もわかりやすく解説

近年、働き方が多様化し、「コワーキング」や「コワーキングスペース(コワーキングオフィス)」といった言葉を聞くことが増えてきました。

しかし、多くの人が分かっているようでいて、実はしっかりと理解しきれていないのがこのコワーキングという言葉です。

この記事では、コワーキングの本当の意味を理解するためにも、言葉の語源や由来からしっかりと解説します。

コワーキングと英語で言っても通じるのか、海外でも同じ呼び方なのか、といったことが気になる方のために、英語での呼び方も紹介します。

目次

コワーキングの言葉の意味とは?

コワーキングは英語では「coworking」と書きます。「Co(共に)」「Working(働く)」という2つの英語から成り立っており、「共に働く」という意味になります。

co-workingといった表記をされることもあります。

これだけ見ると、同僚と一緒に働く、通常の仕事と何ら変わりないように思えますが、コワーキングはもう一つ大事な概念を含みます。。

coworkingは、同じ企業で働く同僚の域を超えて、「様々な人々と共に働く」ことを強調するための新しい概念

フリーランスや、企業に属していてもオフィスに縛られないテレワーク・ノマドワーキングを行うビジネスパーソンなど、様々な人々が一か所に集い、それぞれの仕事を行うのがコワーキングです。

年齢や性別、職業な仕事内容に、制限はありません。

ビジネスパーソンに限らず、そこに学生が含まれていてもおかしなことではありません。コワーキングは何か特定の人に限定する概念ではないのです。

コワーキングはもともとが英語から来ている言葉ですので、もちろん英語圏の海外でも通じる言葉です。

コワーキングの語源や由来とは?

coworkingは2000年代の中頃にアメリカではじまった概念です。

その頃に何があったかというと、インターネットの拡大とインターネットバブルの崩壊が、社会的に注目されていました。

IT業界に関わるエンジニア達にとって、在宅勤務での様々なデメリットも表面化してきた時代でもありました。

これまでオフィスであれば、同僚とコミュニティーを築き交流を深めながら、オフィスの様々な設備を利用しながら働くことができました。

しかし、在宅には自由度の面でメリットはあるものの、他社との交流といった面ではどうしてもオフィスへの出社に比べると劣ってしまっていました。

フリーランス的な働き方をする人々が増える中で、「共に働く」ということの価値が見直され、そして生まれてきたのが「コワーキング」という概念でした。

テレワークやフリーランスといった自由度もある程度保ちながら、企業という枠を超えて、様々な人々と交流しながら働いていくスタイルがコワーキング

まとめ

コワーキング(coworking)は、同じ企業で働く同僚の域を超えて、「様々な人々と共に働く」という概念

「共に」という部分が最も重要です。

多様な人々と交流し、孤独感の解消や、クリエイティブな刺激を求める人には「コワーキング」というスタイルが向いています。

一つ注意として、コワーキングという言葉は広まっているものの、その概念がしっかりと理解されていることは少ないです。

コワーキングと銘打っていても、十分な交流の場となっていなかったり、コミュニティが築かれていなかったりすることもあります。

「Co(共に)」に注目することで、コワーキングのスタイルや、そのための環境を求める人にとって大事なことが見えてきます。

この点が意識されなければ、ただのworkingであり、従来のスタイルと変わりありません。

近年では、コワーキングのスタイルを求める人へ向けて、ハード面とソフト面どちらの環境も提供する「コワーキングスペース」のサービスも増えてきました。

コワーキングを実現するための手段である、コワーキングスペースについてはこちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

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