- リモートワーク(在宅勤務)の仕事に就くのに役立つ資格を知りたい
- リモートワークをしながらキャリア向上させるための資格を知りたい
- 資格の内容や難易度を知りたい
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- 在宅勤務
フルリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)を実践するうめです
リモートワーク(在宅勤務)は一時的なトレンドではなく、多くの職場で新たな標準となりつつあります。
リモートワークにおいては、仕事の過程よりも成果が重視され、オフィス勤務よりも「実力主義」になります。
そのため、在宅勤務の仕事に就いたり、キャリアアップを実現するには、資格が非常に役立ちます。
この記事では、まずは資格の選び方の基準を解説し、その後にリモートワークに最適な資格を職種別に紹介します。
前提は不要で資格一覧だけを知りたい方はリモートワークにおすすめの資格からお読みください。
各職種でしっかりと評価される資格を厳選しています。
リモートワークのできる職種、求人は沢山あります。興味のある方は『リモートワーク求人の探し方やおすすめの求人サイト』もお読みください。
資格の選び方
リモートワーク(在宅勤務)に有利な資格とは
リモートワークに有利な資格=リモートワークしやすい職種に必要な資格
リモートワーク(在宅勤務)のための資格、というものは存在しません。
そのため、リモートワークしやすい職種を知り、その職種で有利になる資格を取得をするのが、理想のリモートワークを実現するための近道です。
近年のリモートワークの人気の高まりや、人手不足もあり、人材確保を目指す企業によって在宅勤務可の求人は増えています。
しかし、求人全体から考えるとリモートワークのできる求人は一部に留まり、当然その競争率は高まります。
周りのリモートワーク希望者に差をつけるためにも、資格取得は有効な対策の一つです。
資格の前に目指すべき職種を決める
職種によって必要な資格は大きく異なる
リモートワークをできる職種において、自身のスキルを証明するものが資格です。
そのため、自分のキャリア目標に合った資格を選ぶことが重要です。
職種によっては、特定の技能や知識が求められるため、その分野の資格を取得することで、リモートでの雇用機会を増やせます。
リモートワーク(在宅勤務)のできる職種
リモートワークが可能な職種を理解することで、どの資格が自分の在宅勤務の目標に最も役立つかを判断できます。
情報通信業(IT)が97.7%と圧倒的に高く、次いで金融・保険業が82.4%となっています。
「形のないモノ」を商材として扱う産業でリモートワークが普及していることが分かります。
従業員目線でも、やはり情報通信業と金融・保険業はリモートワークの実施率が高いです。
事務職、IT専門職、金融・会計専門職など、多くの分野で在宅勤務が普及しています。
その他、士業と呼ばれるような専門職や、語学を活かした翻訳や講師といった仕事もあります。
高収入は難しいですがワークライフバランスを重視するのであれば事務職でのリモートワークも可能です。
また、キャリアの一歩目としてプログラマーやWEBライターから始め、システムエンジニアやWEBマーケターへとステップアップする方法もあります。
リモートワークの職種について、以下に詳しくまとめています。
専門性の高い在宅勤務は高収入を得やすい
専門性が高い仕事ほどリモートワークに適しています。
物理的な商材を仕事で扱わない、ITエンジニアや金融コンサルティングなどの職種では、自身のスキルや知性がそのまま武器となるため、オフィスではなく自宅であってもその生産性を発揮でき、リモートワークで高収入を実現できます。
そのほか税理士や公認会計士といった、これまでの高収入を得やすかった職種においても、リモートワークが可能になってきています。
一方で、自身の専門性ではなく作業時間への対価として報酬を得るデータ入力などの仕事では、リモートワークは可能ですが高収入の実現は難しいです。
ただし、高収入は不要で、リモートワークによるワークライフバランスの充実を目的とするのであれば、事務職やデータ入力も最適な選択肢となります。
資格の選択基準
よく「資格ランキング」や「資格の市場価値」が気にされることがあります。
しかしそれは本質的に無意味です。
大切なのは「キャリアアップしたい領域・目指している職種に適した資格は何か」です。
特に未経験者やオフィス勤務からリモートワークを目指す人にとってその傾向は強まります。
結局、何よりも必要なのは資格よりも実務能力です。
しかし、資格はその職種への適性や意欲を証明するのに役立ちます。
ここからは、本題のリモートワークの職種別におすすめの資格を解説します。
事務職におすすめの資格
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
難易度:★☆☆☆☆(1/5)
学習時間の目安:約30-60時間(スペシャリストレベル)
Word、Excel、PowerPointなどのアプリケーションを効率的に使用できることを証明
事務職で求められる基本的なスキルの一つが、マイクロソフトオフィスの熟練した使用能力です。
それを証明するのが「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」資格です。
いくつかのレベルに分かれており、スペシャリストレベル(初級)は基本的な操作スキル、エキスパートレベル(上級)は高度な操作スキルが求められます。
事務職であればスペシャリストレベル(初級)を目指しましょう
オフィスソフトでできることは無数にあり、実はMOSだけでは実力の証明にはならない側面もあります。
しかし、事務の世界では、「人手不足のため急いで採用したものの、想定した以上に新人がオフィスを扱えない」といったことが多く発生しています。
MOSを所有することは、事務職やその他デスクワークへの一定の適性があることの証明となります。
企業目線では、たとえその新人が仕事で分からないことがあっても、その都度覚えてもらえる、といった安心感があります。
日商PC検定
難易度:★☆☆☆☆(1/5)
学習時間の目安:3級(約50時間)、2級(約100時間)、1級(約150時間)
日商PC検定は、日本商工会議所が認定する検定試験です。
ビジネス文書作成、データ処理、プレゼンテーションなど、ビジネスでのPC操作能力が評価されます。
3級は基本的な操作やビジネスマナー、2級は応用的な操作と実務での活用方法、1級は高度な分析やプレゼンテーション技術が問われます。
ビジネスシーンでの実務能力向上を目指す人に最適です。
事務職であれば3級の取得を目指しましょう。
筆記試験もある日商PC検定は、実技試験だけのMOSと比較すると難易度が高い試験です。
秘書検定
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 3級(約30〜50時間)、2級(約50〜100時間)、1級(約150〜200時間)
秘書検定は、ビジネスマナーや秘書業務の知識とスキルを評価する資格です。
3級は基本的な秘書業務やビジネスマナー、2級は秘書業務の実践的なスキル、1級は管理職秘書としての高度なスキルと知識が求められます。
職場でのコミュニケーション能力や事務処理能力を向上させることができます。
事務職であれば3級を取得しましょう。
VBAエキスパート
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: スタンダード(約50〜100時間)、エキスパート(約100〜150時間)
VBAエキスパートは、ExcelやAccessを使った業務の自動化スキルを評価する資格です。
スタンダードレベルでは基本的なVBAの操作と基礎知識、エキスパートレベルでは高度なプログラミングスキルが求められます。
効率的な業務遂行やデータ処理の自動化を目指す人にとって有用な資格です。
事務職として必須ではありませんが、Excel業務の自動化を実現できるVBAのスキルがあれば、職場で頼りにされる存在になります。
文字起こし技能テスト
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約50〜100時間
試験では、正確性、スピード、フォーマットに従った書き起こし能力が問われます。
完全な事務職とは少し異なりますが、データ入力やアシスタント業務に関連して役立つ資格です。
経理・金融職におすすめの資格
日商簿記
難易度:★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安:3級(約100時間)、2級(約300時間)、1級(約500〜600時間)
会計・経理の基礎知識とスキルを証明する資格
日商簿記は、会計・経理の基礎知識とスキルを評価する資格です。
3級は基本的な簿記の知識と仕訳、2級は商業簿記と工業簿記の知識と実務、1級は高度な会計学と原価計算の知識が問われます。
企業の経理部門や会計事務所でのキャリアアップに役立ちます。
仕事で使うなら最低2級以上の取得が評価されやすくおすすめです。
ただし、未経験可の求人であれば、簿記3級であっても他の応募者に差をつけることが可能です。
2級の勉強時間は独学なら4~6カ月、通学通信講座なら2~4カ月程度が目安です。
ファイナンシャルプランナー(FP技能検定)
難易度:★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安:3級で約80-150時間、2級で約150-300時間、1級で400-600時間以上
顧客に資産運用やライフプランニングに関する専門的なアドバイスを提供するために必要です。
資格を取得することで、金融分野の専門的な知識を活かしたリモートワーク(在宅勤務)ができます。
3級、2級、1級と分かれていますが、仕事に活かす場合は、最低2級以上の取得がおすすめです。
CFA(Chartered Financial Analyst)
難易度: ★★★★★(5/5)
学習時間の目安: 各レベル(約300〜400時間)、全3レベル合計(約1000〜1200時間)
CFAは、投資管理および金融分析における高度な専門知識を評価する国際資格です。
全3レベルの試験に合格する必要があり、各レベルで投資理論、ポートフォリオ管理、資産評価、倫理などの分野が問われます。
金融業界でのキャリアアップに必須とされることが多く、特にアナリストやポートフォリオマネージャーを目指す人にとって重要な資格です。
WEB職におすすめの資格
ICT業界の中でも、一般的なWEBブラウザで利用が完結するWEBアプリやWEBサイトでの利用が完結するWEB関連の仕事は、特にリモートワークとの相性がいい分野です。
ウェブライティング能力検定
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約50〜100時間
効果的な文章の構成、SEO対策、コンテンツの品質向上などが問われます。
ウェブライターやコンテンツクリエイターを目指す人にとって有用な資格です。
ウェブライターは副業やフリーランスとしてもニーズがあります。
リモートワーク(在宅勤務)と相性のいい仕事の一つです。
ただし、高収入を目指すには、単にウェブライティング能力だけでは難しく、何らかの分野での深い専門性が求められます。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約50時間
基本的なデータの収集方法、レポートの作成、データの分析と解釈、ウェブサイトの改善提案などが問われます。
デジタルマーケティングやウェブ解析の分野での基礎スキルを証明するために有用です。
GoogleアナリティクスはWEBのアクセス解析において必須と言っても良いツールです。
WEB業界でマーケティングに携わるのであれば持っておいて損になることはない資格です。
また、Googleが無料で学習教材を提供していて、独学で取得しやすいのもメリットの一つです。
SEO検定
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 3級(約50時間)、2級(約100時間)、1級(約150時間)
検索エンジン最適化(SEO)に関する知識とスキルを評価する資格
3級は基本的なSEOの知識、2級は実践的なSEOの技術、1級は高度なSEO戦略と解析能力が求められます。
ウェブマーケティングやコンテンツ制作に携わる人にとって重要な資格です。
SEO検定だけでは不十分ですが、WEBライターやWEBマーケターを目指すのであれば、他資格と合わせて強みを発揮します。
ウェブ解析士
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: ベーシック(約50〜100時間)、上級(約150時間)
ベーシックレベルでは基本的な解析ツールの使い方とデータの見方、アナリストレベルでは高度なデータ解析と戦略立案能力が求められます。
実践的なスキルを身につけることで、ウェブサイトの効果的な運営と改善ができるようになります。
ウェブマーケティングやデジタルマーケティング分野でのキャリアアップに役立ちます。
通常のウェブ解析士と上級ウェブ解析士に加え、ウェブ解析士マスターというレベルもあります。
マスターレベルは、資格制度に関する教育研修のためのスキル(技能・技術)と知識を習得するものですので、通常は取得は不要です。
ウェブデザイン技能検定
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: 3級(約100時間)、2級(約200時間)、1級(約300時間)
3級は基本的なウェブデザインの知識と操作、2級は応用的なデザインとコーディングスキル、1級は高度なデザイン戦略とプロジェクト管理能力が問われます。
ウェブデザイナーやフロントエンドエンジニアを目指す人にとって重要な資格です。
国家資格ということもあり、WEB業界を目指すのであれば特におすすめの資格の一つです。
マーケティング分野を目指す場合であっても、WEB技術やデザインの基本的な知識は役立ちます。
HTML5プロフェッショナル認定資格
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: レベル1(約100時間)、レベル2(約200時間)
レベル1は基本的なHTML5の構文と機能、レベル2は高度なHTML5の機能とAPIの活用スキルが求められます。
ウェブ開発やフロントエンド(WEB画面)技術の習得に役立ちます。
IT職におすすめの資格
IT業界はどこよりもリモートワークの実施率が高い業界であり、リモートワークでキャリアアップを目指すのであれば最適な業界です。
IT業界では通信(Communication)の分野も重視され、ICT(Information and Communication Technology)と称されることもあります。
企業の55%がICT人材が足りていないと課題を感じています。
ICT人材の中でも「ネットワーク・システム開発・セキュリティ」の3分野は特に需要が根強いです。
ITパスポート
難易度:★☆☆☆☆(1/5)
学習時間の目安:約100時間
初心者向けIT資格の王道
基本的なITの知識を証明する国家資格で、IT業界以外にも幅広い分野での就職・昇進に有利です。
リモートワークを行う上で、ITに関する基礎知識は必須となるため、この資格は非常に有用です。
2009年4月に新設された資格で、年間10万人以上が受験する人気資格となっています。
深い専門性を身に着けることはできませんが、IT業界へのやる気や適性を証明するのに役立ちます。
基本情報技術者試験
難易度:★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安:約200時間
初級者向けのITパスポートの上位資格
ITエンジニアの登竜門となる国家資格です。
試験では、情報技術に関する基礎知識やスキル、実践能力が問われます。
ITを活用した「戦略の立案・システムの企画・要件定義・設計・開発・運用」における水準が定められています。
ITパスポートは未経験者も含めた資格でしたが、基本情報技術者試験は経験者向けの初級資格です。
技術職でなくても、IT企業であれば取得が推奨されることも多くあります。
難易度は上がりますが、未経験で基本情報技術者試験を取得できれば、周囲に大きな差をつけることができます。
応用情報技術者試験
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: 約300時間
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位に位置する国家資格で、中級者向けのITスキルを評価します。
試験では、IT戦略、システム企画、プロジェクト管理、開発手法、ネットワーク、セキュリティなどの高度な知識とスキルが問われます。
ITエンジニアとしての専門性を高め、キャリアアップを目指すために重要な資格です。
応用情報技術者試験は経験者向けの資格で、転職市場においても基本情報技術者よりも良い評価を得られます。
高度な情報技術者試験
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: それぞれ約400〜500時間
経験者向けの応用情報技術者試験の、さらに上位資格にあたります。
高度な情報技術者試験は、特定の専門分野における高度なITスキルと知識を評価する国家資格群です。
試験は複数あり、プロジェクトマネジメント、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報セキュリティスペシャリストなどが含まれます。
複数の取得も可能ですが、どれかひとつであっても十分高評価に値します。
各分野での専門性を証明し、ITエンジニアとしてのキャリアを大幅に向上させられます。
プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: 約200〜300時間
PMPは、プロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを評価する国際資格です。
プロジェクトの立ち上げ、計画、実行、監視、制御、終了の各プロセスにおける高度な管理能力が問われます。
高度な情報技術者試験のプロジェクトマネジメント分野に近いものになりますが、PMPは国際資格である点が特徴です。
PMPはプロジェクトマネージャーとしてのキャリアを追求するために重要な資格であり、外資系の企業においても高く評価されています。
PHP技術者認定試験
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: 約100〜150時間
PHP技術者認定試験は、PHPプログラミングに関する知識とスキルを評価する資格です。
試験では、PHPの基本的な構文、関数、データベース連携、セキュリティ対策などが問われます。
他のプログラミング言語と比べると、WEB分野に特化した言語になります。
WEBアプリケーション開発やうWEBバックエンドプログラミングに携わる人にとって重要な資格です。
Javaプログラミング能力検定
難易度:★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安:経験にもよるが約200-300時間
Javaは世界中で広く使用されているプログラミング言語の一つです。
この資格を取得することで、ソフトウェア開発やウェブアプリケーションの分野でリモートワークの機会を広げることができます。
一例としてJavaを上げていますが、プログラミング言語の数だけ資格もあり、いま市場で求められている言語が何かを知って計画的にスキルを身に着けていく必要があります。
ネットワークスペシャリスト
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: 約400時間
高度な情報技術者試験の一種です。
試験では、ネットワーク設計、構築、運用、保守、セキュリティなどの専門的な知識が問われます。
ネットワークエンジニアやインフラエンジニアとしてのキャリアを追求するために重要な資格です。
CCENT(シスコ技術者認定)
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約150時間
CCENT(Cisco Certified Entry Networking Technician)は、シスコ製品を用いたネットワークの基礎スキルを評価する資格です。
試験では、ネットワークの基本的な構築、運用、保守に関する知識が問われます。
ネットワークエンジニアとしての初歩的なスキルを証明し、キャリアをスタートするために有用な資格です。
CCNP(シスコ技術者認定)
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: 約300〜400時間
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、シスコ製品を用いたネットワークの構築・運用スキルを評価する資格です。
試験では、ルーティング、スイッチング、セキュリティ、ワイヤレス、データセンターなどの高度な技術が問われます。
ネットワークエンジニアとしての専門性を高め、キャリアアップを目指す人にとって重要な資格です。
LPIC(Linux Professional Institute Certification)
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: LPIC-1(約150時間)、LPIC-2(約200時間)、LPIC-3(約300時間)
LPIC-1は基本的なシステム管理とコマンドラインの知識、LPIC-2は高度なシステム管理とネットワークの知識、LPIC-3はエンタープライズレベルの高度なシステム管理とセキュリティの知識が求められます。
Linuxサーバー管理者としてのキャリアを追求するために重要な資格です。
オラクルマスター(オラクル認定技術者)
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: Bronze(約150時間)、Silver(約200時間)、Gold(約300時間)
オラクルマスターは、オラクルデータベースの管理スキルを評価する資格です。
Bronzeは基本的なデータベース管理、Silverは応用的なデータベース管理、Goldは高度なデータベース設計と管理スキルが求められます。
データベース管理者としての専門性を高め、キャリアアップを目指す人にとって重要な資格です。
情報セキュリティマネジメント試験
難易度: ★★★★☆(4/5)
学習時間の目安: 約400時間
情報処理技術者試験の、セキュリティに特化したものになります。
試験では、セキュリティポリシーの策定、リスク管理、暗号技術、セキュリティインシデント対応などの専門的な知識が問われます。
情報セキュリティの専門家としてのキャリアを追求するために重要な資格です。
クリエイティブ関連におすすめの資格
校正技能検定
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約100〜150時間
試験では、文法、表記、スタイルガイドに基づいた校正能力が問われます。
出版業界や編集業務でのキャリアアップに役立ちます。
Photoshopクリエイター能力認定試験
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約100〜150時間
試験では、基本的な画像編集技術から高度な合成技術までが問われます。
グラフィックデザインやデジタルアートの分野でのキャリアアップに役立ちます。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
難易度: ★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安: 約100〜150時間
Illustratorクリエイター能力認定試験は、Adobe Illustratorの操作スキルを評価する資格です。
試験では、基本的なベクターデザイン技術から高度なイラストレーション技術までが問われます。
グラフィックデザインや広告業界でのキャリアアップに役立ちます。
CAD利用技術者試験
難易度: ★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安: 2級(約100〜150時間)、1級(約200〜300時間)
CAD(Computer Aided Design)は、コンピュータ支援設計のことで、コンピュータ上で図面の作成を行うためのツールです。
2級は基本的なCAD操作と設計の知識、1級は高度な設計技術と実践的なCADスキルが問われます。
建築、機械、製造業などの分野でのキャリアアップに役立ちます。
語学(英語)関連におすすめの資格
TOEIC
難易度:★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安:目標スコアにもよるが200-300時間以上
世界各国で行われる試験であり、英語を用いてグローバルに関わる仕事に就きたいのであれば、取っておきたい資格です。
リモートワークで英語によるWEB会議を行う機会があるようであれば、リスニングも含まれるTOEICの高いスコアは非常に有利です。
合否ではなく、万点が990点の、点数方式で結果が出されます。
英語を使う仕事を目指すのであれば600点以上を目指すようにしてください。
- 500点:履歴書に書けるようになるレベル
- 600点:基礎的なレベルがあると評価される
- 700点:大手上場企業が社員に求めるレベル
- 800点:高いスコアであり、書類選考で落ちることは無くなる
- 900点以上:高度な英語力を要していると判断され、専門職として活躍できる
実用英語技能検定(英検)
難易度:★★☆☆☆(2/5)
学習時間の目安:2級で約200時間、準1級で300時間以上
英検は、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能で英語力を測ります。
3級以上は1次試験と2次試験があります。
1次試験ではリーディング・リスニング・ライティングの筆記試験、2次試験ではスピーキング試験を行います。
英語を使う仕事では、高校卒業程度の実力とされる2級以上の取得をおすすめします。
翻訳や通訳など専門職を目指すのであれば、、準1級以上を目指しましょう。
ビジネス英語という観点では近年はTOEICの方が評価される傾向にあります。
しかし、正しい英語を使える証明として、英検はまだまだ有用です。
翻訳(ほんやく)検定
難易度:★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安:翻訳経験にもよるが300時間以上
専門的な翻訳能力を証明する資格で、フリーランスの翻訳家としてリモートワークの道を開く手助けとなります。
商業翻訳や技術翻訳など、特定の分野で専門性を高めることが可能です。
士業におすすめの資格
宅地建物取引士(宅建)
難易度:★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安:約200-300時間
難易度:★★★☆☆(3/5)
学習時間の目安:約200-300時間
宅地建物取引士資格試験は、宅地建物取引士になるために必要な国家資格で、不動産会社や自らがフリーランスとして活動する際に必須です。
リモートワークにおいても、オンラインでの不動産相談や契約業務に対応することが可能です。
宅地建物取引士は不動産に関する専門家で、不動産取引における契約書の記名・押印や重要事項の説明ができるようになります。
特にオンラインで重要事項説明をするIT重説を行う際にも必須となる資格です。
基本的には不動産会社に所属して働くことになりますが、宅建を所有していれば、週に数回のリモートワークといったことが可能になります。
行政書士試験
難易度:★★★★☆(4/5)
学習時間の目安:800-1000時間以上
行政書士は幅広い法律の知識を有することを証明する国家資格です。
資格取得で独立開業もできるため、自宅を事務所にすることも可能です。
一般の住宅で、看板を掲げているのを見たことのある方もいるのではないでしょうか。
業務の中心となる書類作成は在宅でできるので、在宅ワークで働く人も多くいます。
試験は年に1回行われ、合格率は10~15%前後です。
権威ある国家資格ということもあり、比較的難易度は高めです。
リモートでの文書作成やオンラインでの顧客対応が可能で、行政手続きの専門知識を持つことがクライアントからの信頼を得るために重要です。
社会保険労務士(社労士)試験
難易度:★★★★☆(4/5)
学習時間の目安:800-1000時間以上
特に人事部・人事コンサルタントとしての需要が高い資格です。
社会保険労務士は企業の「社会保険・給与計算・就業規則・人事評価・年金」などの相談を行う仕事です。
社会保険労務士が行う仕事は独占業務であるため、資格を取得することで独立開業もできます。
そのため、現在では自宅を事務所として、在宅勤務を行うケースも増えています。
こちらも試験は年1回行われ、合格率は6~7%程度の難関資格です。
税理士試験
難易度:★★★★★(5/5)
学習時間の目安:各科目につき約300-500時間
難易度:★★★★★(5/5)
学習時間の目安:約4000時間(各科目につき約300-500時間)
税理士は、税に関する専門的な知識と技能を持ち、個人や企業の税務代理業務、税務相談、税務申告書の作成などを行う専門家です。
税理士は日本の税法に精通している必要があり、その資格を取得するためには厳しい試験を通過しなければなりません。
税理士試験は、簿記論、財務諸表論、所得税法、法人税法、消費税法など、合計7科目から成り立っています。
受験者はこれらの科目から任意の科目を選択し、5年以内に合格する必要があります。
公認会計士試験
難易度:★★★★★(5/5)
学習時間の目安:2500時間以上
公認会計士は、会計と監査の専門家であり、企業の財務諸表の監査や、会計に関するコンサルティングを行う専門家です。
また、国際的な会計基準にも精通しており、グローバルな視点での業務が求められることも多いです。
資格取得の方法
難易度の易しい資格を独学で取得
例えば「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」や「ITパスポート」といった比較的難易度の易しい資格であれば、独学でも十分取得は可能です。
あまり多くの勉強法に手を出すのではなく、口コミを見てその資格におすすめの参考書を厳選し、それに集中することが資格取得のコツです。
独学が難しいと感じるのであれば、費用の安い通信教育やネット上の無料教材を利用するのもおすすめです。
目指す職種の初級資格を学習することで、自分にその仕事に対する適性があるのかどうかも分かります。
オンラインスクールを利用
仕事終わりや休日に集中して受けられる
オンラインスクールや動画教材が豊富に提供されています。
オンラインであれば時間や場所を気にせず受けられるため、平日の仕事終わりや休日に資格取得のための学習を進められます。
また、対面に比べると費用が抑えられるのもオンラインスクールの大きなメリットです。
研修付きの転職サービスを利用
独学では難しい、いまの仕事を続けながらだと勉強の時間も取れない、というのであれば思い切って「研修付きの転職サービス」を利用するのもおすすめです。
特にリモートワークのしやすいIT職では、未経験者向けに手厚い研修と求人紹介を同時に提供してくれるサービスも展開されています。
詳しくは以下の記事の、未経験向けIT求人サービスでご紹介しています。
まとめ
- 「リモートワークの資格」は存在しない
- 資格を決める前に目指すべき職種を決める
- 資格ごとの難易度を把握し、自分が求めるレベルを決める
- 資格を取得しておけば、リモートワーク可の求人で周りの応募者に差をつけられる
リモートワークを取り入れた働き方を実現するには、専門的な資格が大きな力となります。
資格を通じて専門知識を深め、現在の職場でのキャリアアップや、リモートワーク可能な職場への転職を実現しましょう。
リモートワーク(在宅勤務)については、以下に詳しくまとめています。
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